石垣市議会 > 2020-03-11 >
03月11日-05号

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  1. 石垣市議会 2020-03-11
    03月11日-05号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年  3月 定例会(第1回)             令和2年第1回石垣市議会(定例会)                 3月11日(水)                  (5日目)                               開 議 午前10時02分                               散 会 午後 4時42分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次    長  宮 良 八十八 君  副 主 幹 兼  髙 島 尚 子 君     議事調査係長  本 若 久 司 君  庶 務 係 長  主    事  山 田 昌 平 君     主    事  宮 平 義 也 君              議  事  日  程 (第5号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件              名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘             本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.美崎町を中心としたヘドロ異臭問題について         ││     │       │2.補助事業で導入された八重山漁業協同組合における製氷機ス  ││     │       │  ラリー故障問題について                  ││     │       │3.市部局内における窓口や電話等の対応及び接遇力の向上につ  ││     │       │  いて                           ││     │ 箕底 用一君│4.自衛隊配備計画における工事期間中による近隣地域への交通  ││     │       │  安全対策について                     ││     │       │5.車両における渋滞の緩和対策について            ││     │       │6.ユーグレナモール沿い、東・西の縦通りにおける車両通行の  ││ 一般質問│       │  時間帯制限を導入すべき要望があることについて       ││     │       │7.道路街灯における不点灯箇所が長期間にわたり修繕されてい  ││     │       │  ない理由について                     ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.シルバーパス事業について                 ││     │       │ (1) これまでの経緯について                 ││     │       │ (2) 課題について                      ││     │ 仲間  均君│ (3) 今後の事業計画について                 ││     │       │ (4) 75歳以上の後期高齢者の無料化について          ││     │       │2.国境離島警備部隊について                 ││     │       │ (1) 尖閣諸島の行政区である石垣市への配備について      │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.指定管理者制度について                  ││     │       │ (1) 公共施設運営を民間事業者が有するノウハウを活用する指  ││     │       │   定管理者制度が進んでいるが、本市に於いて過去に事業者  ││     │       │   契約期間途中の撤退や更新前の辞退等があり課題が多い   ││     │       │2.米原キャンプ場について                  ││     │       │ (1) 新年度より米原キャンプ場は新規事業者による指定管理   ││     │       │   者制度で運営されるが、運営体制及び米原キャンプ場の利  ││     │       │   用申請、料金支払いについて               ││     │       │3.港湾行政について                     ││     │       │ (1) 昨年12月定例会一般質問指摘事項の改善状況について    ││     │ 砥板 芳行君│ (2) 浜崎緑地公園の現場及び管理体制について         ││     │       │ (3) 新港地区CIQ施設整備計画について           ││     │       │ (4) 今後のクルーズ船への対応について            ││ 一般質問│       │4.都市計画について                     ││     │       │ (1) 本市の住宅建築を取巻く環境は全国的に見ても最低レベ   ││     │       │   ルにある。沖縄県の持ち家住宅率は全国最下位の東京都に  ││     │       │   次ぎ、貸家比率では全国1位で最低レベルにあるが、県内  ││     │       │   最大規模の行政面積を有する本市の持ち家住宅比率は県   ││     │       │   平均を下回り民間借家率は県平均と同等値である      ││     │       │  ア 住宅建築可能な市街地化の拡大について         ││     │       │  イ 南大浜地区の道路整備計画について           ││     │       │  ウ 立地適正化計画の進捗状況について           ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.子育て支援について                    ││     │       │ (1) 土曜日保育の石垣市の現状について            ││     │東内原とも子君│ (2) 病後児保育の取組について                ││     │       │2.乳幼児健診について                    ││     │       │ (1) 石垣市乳幼児健診における八重山病院医師派遣について   ││     │       │3.消防団の充実強化について                 │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (1) 消防団の処遇改善の取組について             ││     │       │ (2) 防災士養成の取組について                ││ 一般質問│東内原とも子君│ (3) 白保地区の消防団拠点施設の整備について         ││     │       │4.石垣市の学校における防災教育について           ││     │       │ (1) 石垣市の学校防災教育の取組について           ││     │       │  ア 現状と課題について                  │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             令和2年第1回石垣市議会(定例会)                 3月11日(水)                  (5日目)                               開 議 午前10時02分 ○議長(平良秀之君) おはようございます。会議の前にご報告いたします。 議員提出議案については本日が締め切りとなっております。期限厳守の上、提出のほどよろしくお願いいたします。 それでは、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、昨日に引き続き一般質問となっております。 それでは、本日最初の質問者、箕底用一君の質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) おはようございます。一般質問3日目、1番の登壇となります。 まず初めに、所見の一端を述べさせていただきます。 2011年3月11日に起きた未曽有の東日本大震災から9年となりました。死者は12都道府県で1万5,899人、行方不明者は4人減って2,529人、依然として身元がわからない遺体は、岩手県で49体、宮城県で8体の計57体の身元がわかっておりません。 お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、被災された皆様のそのご家族の方に対し改めてお見舞いを申し上げます。 さて、あのときの大規模地震の影響によって、先島地方にも夕方には津波警報が出され、本市も多くの住民が避難をし、観光船や漁船などは自己判断で緊急に沖合へ避難をされた方、そして携帯電話回線が全国的に混み合うなどして一時使用ができなくなり混乱が生じたことも鮮明に覚えております。 東日本大震災では、日本国民を初め全国に自然の猛威を改めて知らしめたのではないでしょうか。その後、震災の教訓を生かし、緊急地震速報やJアラートの導入など、国民保護の観点からさまざまな対策等が行われてきました。しかし、自助、公助、共助を考える機会をふやすことが国土強靭化対策の一つと考えます。 また、日本で起きた近年の大地震は、東日本大震災でマグニチュード8.2、最大震度7、阪神淡路大震災でマグニチュード7.3、最大震度7、熊本地震でマグニチュード6.5、最大震度7、北海道胆振東部地震でマグニチュード6.7、最大震度7、いずれの震災に共通することは震度7という大地震であります。 本市も、1771年に起きた明和の大津波の被害や、台風災害等の自然の猛威を経験され、先人から引き継がれてきた今日までの発展に感謝するとともに、当局には日本一災害に強いまちづくり石垣市を進めていただくことを強く要望し一般質問に入ります。 1項目め、美崎町を中心としたヘドロの異臭問題についてであります。美崎町を中心としたヘドロの異臭問題は、地域住民のみならず飲食業を営む事業者からも長年にわたり環境の改善を当局に指摘し訴えている大きな課題の一つであります。当局におかれましては、かねてより下水道管の接続を建物所有者に接続するように指導しているということでありますが、一向に下水道管の接続が進まない現状であります。異臭の原因の根本的な問題は、生活雑排水の事業所等からの排水時の垂れ流しによるものであることは言うまでもありません。その垂れ流ししたものは道路側溝に流れ、新栄公園東駐車場の下にあるガーブ川に合流し、浜崎町にある海上保安部巡視船が停泊している岸壁の下に流れる仕組みとなっております。私が異臭の原因の調査をした結果、異臭の要因は一つだけではないということです。一つは、美崎町地区やガーブ川に流している地区一帯の単独浄化槽のままで下水道が接続されていないこと、もう一つは、美崎町地区を含め近隣の道路側溝内部の清掃を定期的に行っていないこと、もう一つは、ふたをしてあるガーブ川の内部にヘドロが蓄積しているものを除去していないこと、もう一つは、美崎町と浜崎町は埋め立て地であり地形的な問題として勾配が取れてなくスムーズに流れていないこと、もう一つは、ふたをしてあるガーブ川下流最終地点であります最終地点は浜崎町の海上保安部巡視船接岸下にあり、南西、西南の風によって下水トンネルから空気の逆流が起きる現象で、その下水トンネルを通って側溝の小さな口から吹き上がることでさらにヘドロのような腐った臭い、また卵のような腐った臭い、硫黄のような異臭がすることであります。そして、これらの要因で起きる夏場にはゴキブリの多発も問題となっております。飲食店を営む方たちは自助努力で店舗前の下水側溝の穴にゴム製シートをかぶせて異臭を抑えたり、ゴキブリの出口を塞ぐなどしている状況であります。私は、これまでの調査でこれらを改善しない限り美崎町周辺の異臭問題は環境衛生問題の改善がされないということは明らかであります。 石垣島を代表する飲食店や社交交流の中心市街地でもあり、国際観光都市を目指す上でマイナスなイメージを与えかねないことからも、この問題を長期にわたり放置せず真剣に取り組むことが石垣市のさらなる発展にもつながると思います。次世代を担う人たちに引き継いでいくことが大切であり重要と考えております。当局の見解を求めます。 2項目め、補助事業で導入された八重山漁業組合における製氷機スラリー故障問題について、この問題は以前に数回取り上げております。採れた魚の鮮度を保ち、高値の取引単価で漁業所得を上げるために補助事業で導入されたものであります。故障を幾度となく繰り返し、不具合も生じていることから漁業者からは使いたいときに使用できないと訴える方も多くおります。現状の報告を求めます。 3項目め、市部局内における窓口や電話等の対応及び接遇力の向上について、住民からは石垣市の受付窓口や電話対応等で理不尽な対応をされたことに腹を立てて、市民相談を受ける、このような相談がふえてきておりますので、住民のためのよりよい市役所に改善すべく、当局には適切な対応をお願いしたく強く要望するものであります。 相談内容を幾つか取り上げます。一つは、保育園入所の可否通知が届いたのですが、希望していた保育園ではなかったので電話で問い合わせをしたら、職員から保育園に入れない子もいるので入れただけでもありがたいと思ってください。二つ目は、保育園に入れるためには共働きしないと点数が加点されず低いことから、市職員からは点数を上げるために仕事をしてくださいと言われた。保護者は仕事をしたいから保育園に預けたいというのにどうしたらいいですかと返すと、市職員からは、昼間できなければ旦那さんに夜、子どもを預けて仕事をしたらどうかと、夜の仕事へ勧誘するかのような発言を受けショックを受けたと相談をされた保護者もいました。この観点からも、市当局には接遇力向上に向けた取り組みが必要だと感じております。当局の見解を求めます。 4項目め、自衛隊配備計画における工事期間中による近隣地域への交通安全対策について、石垣島陸上自衛隊配備計画の工事が昨年から始まり、工事に関係する大型車両等や工事関係者等の車両がふえ、近隣住民からはスピードの出し過ぎだとの声も寄せられております。新年度から本格的に工事が始まることから、保護者の方や学校関係者からの工事に伴う交通安全対策が必要だとの声が上がってくるのも時間の問題だと感じております。以前、与那国島配備計画の工事が行われている際に、与那国島島内を視察してまいりました。その状況はと言いますと、島外から工事関係者の車両が数百台余り入ってくるなどして、工事期間中は宿泊先や売店などを利用する方もふえるため、滅多に車両が往来することがないところまでも関係車両が通っており、住民からは事故が起きなければいいのだがと懸念の声もありました。本市でも開南地区を中心とした近隣地域にもこのようなことが予測されるため、防衛省や防衛局と連携し対策を講じることが必要であります。国道、県道、市道、農道など入り混じる道路であることから、当局には率先して対応をお願いしたく強く要望いたします。ご見解をお願いします。 5項目め、車両における渋滞の緩和対策についてであります。近年、八重山の入域観光客数の増加や官公庁の出先機関としての設置等々に伴い、本市に移住する人たちがふえ、車両登録台数も大幅に増加いたしました。道路交通事情では、時間帯的な車両の混み合いや道路の狭隘が原因で右折車両等がいる場合には直進車両が通れないといった道路事情もございます。今後もますます道路交通の混雑や渋滞が常態化し、混雑を避けるために住宅街の細かい道路に侵入し飛び出しや出会い頭事故に遭う確率がふえるなど、運転者へのストレス等が原因で交通事故がふえる可能性が指摘されております。道路は、自動車、自転車、歩行者の通行、人や物資の輸送などを行う交通機関としての役割のほか、市街地の形成や地域住民の日常生活、経済、防災、環境、社会活動を支える最も基礎的なインフラであることは言うまでもありません。 今後、観光入域客数も移住人口も増加傾向であることから、住民の暮らしや経済活動等にも影響が出始めているため、渋滞の緩和解消に向けて改善策が求められておりますが、当局のご見解を求めます。 6項目め、ユーグレナモール沿い、東、西の縦通りにおける車両通行の時間帯制限を導入すべき要望があることについて、ご承知のとおりユーグレナモールは石垣島を代表するアーケード街で、天候に左右されることなく八重山特産品のお土産を買うなど、飲食のできる観光の名所となっております。近年、観光客数の増加に伴いユーグレナモール周辺では観光客も住民の歩行者も多く存在し、また一般車両や卸業者、レンタカーなどの往来が著しいことから、いつ接触事故が起きてもおかしくないなど指摘をされております。 車両の時間帯規制を導入すべきと要望がございますが、今後の対策としてどのようにお考えなのかご見解を求めます。 7項目め、道路街灯における不点灯箇所が長期にわたり修繕されていない理由について、このことについては地域住民や車両を運転する人からも毎回指摘されております。ひどいところでは1年以上も修繕されず待っているところもあります。道路街灯台帳に基づいて沖縄電力と定額契約を結び電気料金を支払っているシステムでありますが、街灯が点灯していなくても電気料金を満額で支払いがされていることは市民の多くはわからない、今まであります、不点灯の箇所まで電気料金が税金で支払われていることに当局は強く自覚し、防犯や交通の支障を来さない取り組みを強く指摘するとともに、長期にわたり修繕されていない理由について答弁を求めます。 以上で、質問要旨を述べました。再質問は自席より行います。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。箕底用一議員より3点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目、美崎町を中心とした異臭問題についてお答えいたします。まず、単独浄化槽のままで下水道接続がされていない状況でございますが、今年度、美崎町地区において接続普及員による個別訪問によりまして啓発活動を行っております。しかし、依然として接続率がなかなか増加しない状況でございます。美崎町における過去10年の接続率の推移は、平成22年度より37.4%、平成23年度38.7%、平成24年度39.2%、平成25年度41%、平成26年度42.1%、平成27年度44.9%、平成28年度43.5%、平成29年度41.7%、平成30年度44.1%、令和元年度、現在で44.6%となっております。接続率の増減につきましては、区域内の人口の変動によるものであります。また、ガーブ川へ流入する地区の世帯数及び接続率は、約3,250世帯で約39%の接続率となっております。 区域内の浄化槽の種別につきましては、浄化槽設置の所管が沖縄県となっているため確認ができておりませんが、現在、汚泥処理収集業者の協力をいただきデータの蓄積作業を行っております。 基本的な臭気対策としまして、公共下水道へ接続することで雑排水の流出を抑制し、改善されるものと考えており、今後もこれまで同様、接続率向上に向け公共下水道へのご理解と早期接続への啓発を図り、粘り強く行ってまいります。 次に、6項目め、7項目めの2点についてご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。まず、ユーグレナモール沿い、東及び西縦通りにおける車両通行の時間帯制限を導入すべきについてお答えいたします。 当該道路は、東側が市道縦5号線、西側が市道縦6号線となっており、市道縦6号線は時間帯制限がかかっており朝7時から夜8時までの一方通行となっており、東側については通行の制限が設けられておりません。近年の観光客の増加により通行者がふえ、歩行者と車両が錯綜している状況となっております。時間帯による歩行者優先につきましては、生活環境に影響を及ぼすことから、近隣居住者や事業者等との意向、また公安委員会等との意見交換を行い、どのような手法が適切に歩行者への安全が確保できるのかを検討してまいりたいと考えております。 また、次に7項目めの道路街灯における不点灯箇所が長期にわたり修繕されていない理由についてお答えいたします。道路街灯につきましては、街灯が点灯していないという通報を受け、その都度、現地確認し業者の手配を行っている状況ですが、昨今の建築ラッシュ等により多忙で修繕業者がなかなか見つからない状況となっております。現在は、八重山電気工事協同組合に依頼し対応していただいている状況です。また、街灯1本につきブレーカーが1個設置されているものもあれば、四、五本をまとめて1個のブレーカーで設置されているものもあり、故障などの修繕を実施しても同じ回路の別の街灯に漏電が生じて、修繕した街灯が長期にわたり点灯していない状況が発生している箇所もございます。 市民の皆様にはご迷惑をおかけしておりますが、八重山電気工事組合の協力も得ながら早期修繕に努めてまいります。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 箕底用一議員の質問、2項目め、補助事業で導入された八重山漁業協同組合における製氷機スラリー故障問題についてお答えいたします。八重山漁業協同組合の製氷機スラリー故障につきましては、その後の経過について申し上げます。平成30年12月議会で箕底議員よりの質問に、近日中に機器メーカーが現地入りし、機器の全チェックを行う予定と答弁いたしました。予定通りに部品取りかえ後、機器メーカーによる機器の全チェックを実施し、順調に稼働した旨、漁協より報告を受けました。その後、昨年8月に部品破損等があり修繕と復旧を何度か繰り返していましたが、現在は本格稼働しており通常運用には支障はないとのことであります。 市としましては、引き続き適切な管理及び効率的運営を図るとともに、漁業者に不利益が生じないよう、また故障が起きた際には素早い対応や丁重な説明を漁業者に行うよう漁協並びに担当部署の市場課に指導してまいります。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) おはようございます。 3項目め、市部局内における窓口や電話等の対応及び接遇力の向上についてお答えいたします。社会情勢の変化に伴い市民ニーズは多様化、複雑化し、行政を取り巻く環境も著しく変化しております。また、地方分権の進展、地域主権改革の推進による地方自治体への権限移譲など、基礎自治体である市町村の役割はますます拡大しております。そのような中、市民目線に立った創意工夫や業務改善の取り組みなど、職員が強い意識改革を持って職務に取り組むことが強く求められております。行政に与えられた使命感は、住民福祉の向上であり市役所で働く職員は市民全体の奉仕者として職務に精励することにあります。職員の執務態度や電話応対を含めた言葉遣いについては、丁寧な応対や挨拶の励行など、折に触れ指導徹底を図ってまいりました。 今後とも、研修等、あらゆる機会を通して市役所で働く職員としてさらなるマナーの向上、接遇の向上に向け、一層、意識改革を図ってまいります。 続きまして、4項目め、自衛隊配備計画における工事期間中による近隣地域への交通安全対策についてお答えいたします。自衛隊配備計画の工事が本格化すれば多くの工事車両が出入りし、周辺地域の交通事情に影響が出るものと想定されます。 本市といたしましても、防衛相や防衛局に十分な対策を求めるとともに、八重山警察署交通課等と連携、協力し、工事業者等に直接、周辺集落内等の通行における交通安全対策をしてまいりたいと考えております。 続きまして、5項目め、車両における渋滞緩和対策についてお答えいたします。本市の交通事情は、新空港開港以後の急激な観光客の増加に伴うレンタカー等の車両の大幅な増加により、一部地域においては渋滞が発生するなどの事情については十分把握しております。これまでも信号機の調整等を関係機関に要請するなどの取り組みなどを実施しております。 今後とも引き続き警察や公安委員会、道路管理機関等、関係機関と協議し渋滞緩和等の対策について検討してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き、箕底用一君の再質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 再質問は、順を追っていきます。 まず、美崎町を中心としたヘドロの異臭問題についてでありますけれども、私も何度がこの質問を取り上げたことがあります。今回、美崎町にどのような合併浄化槽とか単独浄化槽があるのかというところも調べていただきました。接続率が約44.6%、これはガーブ川に流入する地区の世帯から引き出したものとなっていると、このガーブ川に流入する中においても美崎町がやっぱり中心としたものがあるんですけれども、この美崎町内において合併浄化槽と単独浄化槽を設置している世帯数がわかれば、この世帯数まで教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 美崎町におきましては、約140基の浄化槽が設置されているものと想定されております。49基が接続済みで、未接続の94基の内訳としまして、単独浄化槽が36基、合併浄化槽が58基ほど設置されているものと想定しております。浄化槽に限定した接続率としまして、約40%となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 美崎町内に、単独浄化槽が36基、合併浄化槽が58基、やっぱり単独浄化槽というものが雑排水をそのまま垂れ流しするというような仕組みでありますので、そこら辺をしっかりと当局には改善対策を求めていく、家主さんにも求めていくというのが、今後のこの異臭問題の解消につながるのではないかなと思いますけれども、やはりなかなか家主さんも高額な改修工事料金が伴いますので、なかなか着手できないというような現状があるかと思います。そのことからも考えて、石垣市は美崎町の再開発構想というものを打ち出している、これからつくるものだと思っております。その美崎町再開発構想の中に、こういった下水の対策、接続の対策、そして美崎町一体の異臭問題対策というものはどのようなもので、今後、盛り込んでいくのか、それとも盛り込められるのか、盛り込められないのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 美崎町再開発構想において、現段階では下水道接続対策計画等はございませんけれども、再開発を進める上で重要なことと認識しており、計画実施段階において、調査、検討し取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 従来では、この下水道接続に対しての補助金が出ております。おおむね30万円が限度だと思いますけれども、やはりこの30万円の限度、これ一般世帯からすると非常にありがたい補助金額だと思っております。しかし、こういった大型建物に対しては非常に補助率が少ないということから、なかなか率先して接続していただけないという現状がありまして、この美崎町再開発構想の中にしっかりと皆さん方のいろんな調査をしていただいて、美崎町再開発構想のときには、もう少し補助金を上乗せできるような対策も必要ではないのかと思いますけれども、そこら辺も視野に入れて動いていただきたいと思いますが、今後の検討材料かなと思いますけれどもいかがでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。
    ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 現在の助成制度がございますけれども、今後、この助成制度を向上させるかどうかにつきましては、今後、検討していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) この下水の貸付制度、助成制度、これは、一旦、市から借りて市民が下水の料金に合わせて支払っていくというような仕組みでしたよね。こういった仕組みを最大限に取り組んでいただいて、助成の金額も大いに上乗せしていただけるような体制づくりを切にお願いしたいと思います。この異臭問題でありますけれども、やはりこの異臭が出てくる要因の一つとしては、やはりガーブ川が一番の原因かなと私は思っております。ガーブ川に堆積しているヘドロ、なかなか除去するためにも膨大な費用がかかるということでできていない。しかし、このガーブ川はもうふたをしてありまして、ガーブ川の最終地点の下水のもので浜崎町の海上保安庁の最終地点となっていて、そこが干潮時、満潮時、これ干潮時になるとトンネルのふたがあくように大きく4メートルの開口部があいて、そこから風が逆流してガーブ川に到達して、その小さい隙間から吹き上げるという現象があるんですね。必ず臭いがあるときに、皆さんわかると思いますけれども、干潮、満潮時の時間を見てください。必ず干潮時なんですよ。そういった原因もあるということから、私は以前もこの最終地点のトンネルのふたをトラップ方式を活用したふたをつけるべきではないかと。この海水を浮力を活用して常に上がり下がり、ふたをするような状況のほうがいいのではないかということも提案させていただきました。そういったことの対策も必要だと思います。 このガーブ川、今現在どのぐらい堆積しているのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 ガーブ川の中の堆積ということですけれども、ガーブ川の中の調査につきましては今年度行う予定としてございましたけれども、今年度はまだ調査に至ってございません。早期にガーブ川の調査をしまして、堆積等についての調査を行っていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 前回、質問したときの当時の建設部長、向井部長が、平成19年に雨水計画を策定する際に調査した結果、平均して43センチメートル程度の蓄積物が確認されているということがありました。平成19年ですので、やはりこのぐらいの年数が経過すると43センチメートルさらにちょっとかさ上げしているのではないかなと考えますけれども、やはりそういった堆積する蓄積物を除去しないと、臭いの原因であるものが残っているままだとなかなか改善しないというところがありますので、そこも早期に対策をしていただきたいと思います。 そして、この異臭の中にまた一つの原因がありまして、下水接続しないから雑排水が流れる、そして雑排水が流れることによってネズミやゴキブリ、いろんなものが出でくるというところもありますので、そのゴキブリ、ネズミの対策、当局はどのように美崎町の環境を整えているのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 環境課では、公衆衛生の向上を目的に感染症の発生原因となるゴキブリ、蚊、ハエなどを駆除するため道路の側溝に薬剤を散布しており、美崎町では月1回程度実施しております。発生抑制の効果がありますので、今後も取り組みを継続してまいります。 なお、根本的な解決策は、やはり下水道への接続と考えます。関係機関と連絡しながら下水道接続へのお願いをしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、今後もまた夏場を迎える時期が来ますので、そのときに飲食業の方たちからは、このゴキブリ対策なんとかしてくれと、そしてネズミをなんとかしてくれという声がありますので、その環境衛生という観点から市民保健部長を中心として対策に取り組んでいただきたいと思います。 この異臭に対して、今、飲食業の事業者さん負担でお店の前の入り口にゴキブリが出ないようにゴムのパッキンのシート、結構、敷いている飲食業が見受けられます。これはなぜかと聞きますと、やっぱり臭いの原因となる異臭、そしてゴキブリが出てこないようにと、そういった対策なんですけれども、これを全て塞げとは言いません、やっぱり塞ぐことによって雨のときの冠水の要因にもなりかねないという状況でありますから、そこもしっかり改善できるような取り組みがやっぱり接続なのかなと思っております。 この下水側溝なんですけれども、この側溝を私も調査しましたけれども、側溝に堆積している箇所も見受けられます。あけるとやっぱり堆積されているものですから、上から雑排水とかが流れている仕組み、もう少しこの堆積を除去すればきれいに流れるはずなのに、そういった流れない箇所もありますから、そこを何とかしていただきたいなと、その側溝のふたをあけて除去をしたことがあるのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 美崎町地区の側溝清掃についてでございますけれども、市道の側溝につきましては、主に土砂堆積による側溝等の詰まりで排水がなされていない場合などの連絡を受けて、その都度、現地調査をしながら本市作業員または専門業者にて土砂の除去対応などをしているところです。美崎町地区に限らず、側溝の定期的な清掃等は行ってはおりません。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 定期的な清掃、除去は行っていないと、そして市民から要望があるときに出動してやっているということでありますので、ぜひ、この美崎町一体は石垣島を代表する飲食業、そして社交交流の場という観点からも当局には適切な維持管理を行っていただきたいと思います。その予算もしっかりとつくっていただきたいなと思います。 次に移ります。 次に、補助事業で導入された八重山漁業協同組合における製氷機スラリー故障問題についてでありますけれども、この製氷機スラリーは、やはり漁業者が漁業に行って魚がとれたときに瞬時に高速に冷やして鮮度を保つというような製氷機です。この製氷機なんですけれども、導入されて以降、もうしょっちゅう故障が起きていると、部長答弁でも昨年の8月にはもう修繕して普通どおりに動いていると言いますけれども、人の顔色を見るのかわかりませんけれども、使おうとするときに不具合が生じて氷が出ないんですよというお話も聞きます。なので、使いたいときに使えないと、そういったことがあるものですから、もう常に固形の氷を使って漁に出ているというようなことも話を聞いております。このスラリーがまともに使えたら、どれだけの漁業者の皆さん方が魚の単価が維持できて高額な取引ができるかと、そのことで所得向上につながるということでありますから、そこは漁業組合側とも適切に指導していただいて、漁業者の皆さんがスムーズに使えるような環境対策をつくっていただきたいと思いますけれども、今後この再発防止ですね、漁業者からも声が上がっています、どんなにしたらまともに使えるかと言われておりますので、ぜひ水産課に対しましては、漁業組合とメーカーに適切な助言をしていただいて、全てかえるんだったら全てかえろと、そして組合側負担、メーカー負担でかえるとか、一式交換するというところまで調整していただきたいと思いますけれども、再発防止に向けての取り組みをお願いします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、金城安和君。 ◎水産課長(金城安和君) 再質問にお答えいたします。 再発防止ということですが、漁協からは故障が多い箇所の部品や消耗品においてはなるべく時間がかかる取り寄せではなく、可能な限り地元の保守点検業者にストックしてもらい、迅速な対応ができるようにするというふうな報告を受けております。また、本市からも日常の稼働点検の徹底や市場課全員による機器の故障時の対応及び情報共有等を改めて強く求めており、しっかりと漁業者に周知するよう漁協には強く求めております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、間に入っていただいて、適切な維持管理、そして普通に運用ができるように、漁業者の皆さん方のものですので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 次に移ります。次に、市部局内における窓口や電話対応及び接遇力向上について伺います。先ほど、私は市民相談の内容を何件か紹介させていただきました。この市民相談の中に、先ほどは子育て支援課のもので訴えましたが納税課の窓口もございます。納税課に固定資産税の分割の相談をしに行ったら、職員に即答でできませんと言われた。なぜできないかというしっかりとした説明ができなかったということなんですね。そこは。そこで、私もそれはちょっと市民が勘違いしているのかなというところもありますけれども、やはり窓口で適切な対応をしないがために嫌な思いをして帰ってくると、そして嫌な思いをした、この矛先は議員にきたりいろんなところに回ったりするのがあります。なので、この職員に対する接遇という観点から、石垣市の執行当局、教育委員会を含めてどのような接遇力の向上を行っているのか、そこら辺の取り組みを教えていただきたいなと思います。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 職員の窓口対応等につきましては、日ごろから適切な対応を心がけるような指導してきているところでございます。窓口対応の接遇面につきましては、課内におけるOJTなどを通して研修、指導する。また庁内における研修基本計画に基づく接遇研修などで取り組んでいるところでございます。 今後とも、窓口、電話等の対応、応答につきましては、適切な対応に努めるよう指導してまいります。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) なかなか、やっぱり当局の職員の研修というのがどういった内容なのかというのがよく見えてこないんですね。本当に研修を行っているのか。行っているんだったら具体的にどのような研修をどこで講師を招いてやっているのか。そういったところまで聞けたらありがたいんですけれども、そこまで答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務課長、翁長致純君。 ◎総務課長(翁長致純君) 再質問にお答えいたします。 職員向けの研修としましては、プロの講師を招聘しまして、新規採用職員の接遇研修、またハードクレーム研修、管理監督者の研修、また年間計画に基づき、適宜、実施しております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) この新規採用職員の方たちの最初のときのそういった勉強会とか研修はわかりますけれども、やっぱり、今、皆さん方はベテランの職員の皆さん方、そして中堅の皆さん方、本当にこの研修を行っているのかと、やっぱり市民からは見えないんですよね、全く見えない。だから役所はどのようにして接遇力向上に取り組んでいるのかと、今回、この市民相談でも言われました。 だから、具体的にどこで研修しているのかなと、どういったプロの講師を招いてやったのか、直近で言えばどういったプロを呼んで研修を行ったのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時46分                               再 開 午前10時47分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務課長、翁長致純君。 ◎総務課長(翁長致純君) 再質問にお答えいたします。 研修につきましては、先ほども申し上げましたけれども、年間計画に基づいてあらゆる研修をしているところであります。5月には新規採用職員の接遇コミュニケーション研修、また6月に一般職員向けの研修、7月には管理監督者を対象にした研修、またいろいろと女性リーダーのマネジメント研修と各種研修をしておりますので、ちょっと具体的にと申しましても研修計画に基づいて、適宜、実施しているということです。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 具体的にちょっと示されてこなかったのはちょっと残念なんですけれども、あとで、議長、この研修制度の資料を要求しますので、ぜひよろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) わかりました。 ◆10番(箕底用一君) 今、正規の職員の話でした。非常勤職員が主に窓口にいるんだというようなことも伺いましたので、この非常勤職員に対しても接遇力の向上はどのようにしているのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務課長、翁長致純君。 ◎総務課長(翁長致純君) 再質問にお答えいたします。 非常勤職員に対しても、石垣市職員接遇だより、爽やかマナー石垣というものがございまして、それをグループウェアに掲載し周知を図っております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) こういった冊子等で職員の皆さん方には配付をして、自分で研修と言いますか、勉強してくれというようなことだと思うんですけれども、やはり電話等での受付また対応、この3月の時期、2月の時期に主に子育て支援課が市民からの苦情というのを受け付けるんですけれども、やはり電話の受付、対応、やっぱり保育園に入れたい親がたくさんいる、その中で保護者は何とか入れたいがためにいろんな相談をしますけれども、毎回、毎回、同じ相談だけくるんですよね。それは、多分、子育て支援課が一つのマニュアル、対応施策、対応するためのマニュアル化ができていないのではないかなと、丁寧に説明をやっぱりするためには職員統一して、いろんな対応がありますけれども、やはりこのときにはこういった対応をちゃんとしっかりやりましょうと、自分の思いの言葉を述べるのではなくて、今はこの保育園に入れない、なぜ入れないかと適切なやっぱり説明ができると思うんですよ。その適切な説明ができないがために、こういった職員からは入れただけでもありがたいと思ってくださいというような、そういった言い回しが出るのではないかなと思います。私は、この電話での受付、窓口、電話の対応、これを録音することが市当局の今後の改善につながると思います。今、一般のあらゆる大企業とかも含めて、電話の対応のときに全て録音を取ると、これは品質向上のためだというところから録音を取っています。今後、石垣市も電話の録音を取って、何か市民から苦情とかあったときに、どういった職員が対応したのかというのを再度聞きなおして、ここはこう言ったほうがいいのではないかと、ここはこんなふうにしたほうがいいのではないかというような改善策が求められていると思うんです。この電話の録音、品質向上のために録音、今後、今すぐやれとは言いません、石垣市は新庁舎を今もう着工して新しく移転しようとしている。新庁舎が移転しても職員の意識が変わらないと何も変わらないと市民は訴えております。 その意識改革をするためにも、新しい庁舎の中に移ったときに電話の対応の録音を取って、品質向上のために改善するというシステムを導入できないかなと思いますけれども、そこら辺のご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 箕底議員のご質問、今の電話対応のことではございませんが、子育て支援課の対応についてのご説明をさせていただきたいというふうに思っております。私ども、こども未来局におきましては、市民の皆様からのご意見あるいは苦情等につきしては、その都度、局内において協議をしているところでございます。職員の対応につきましてでございますが、窓口対応におきましては、常に市民の目線で対応することとしておりまして、市民の方がいろいろ相談に来た場合とかにおいては、まず職員で対応いたしますが、あるいは非常勤で対応する場合もございますが、時には2人体制でわかりやすく説明をするとか、常に市民の目線で対応をさせていただいております。いずれにいたしましても、私どもといたしましては市民の皆様の声を真摯に受けとめまして、職員の接遇研修、先ほどから出ておりますOJT、職場内の実際に仕事を通した上での接遇の口上をこれからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 電話録音の対応の答弁。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 新庁舎における電話の録音機能につきましては、現在、検討しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、検討材料に値すると思いますので、新庁舎に移ったときには電話録音の対応が導入できるようにやっていただきたいと思います。 今、石垣市の市役所の中に市民意見箱というのがございます。その市民意見箱が何カ所設置されていて、市民意見箱の中に年間どのぐらいの意見が寄せられているのか。そして、その内容の紹介をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 市民の声投書箱につきましては、現在、市役所の1階と2階に1カ所ずつ、それから図書館、健康福祉センターで4カ所に設置しているところです。市民の声投書箱については、企画政策課にて市民の声の回収を行っており、回収後は市長への回覧と並行して所管課へコピーを送付して情報の共有を図っているところです。全体の件数についてはちょっと把握しておりませんが、その内容については、職員の勤務態度等に関する声が平成29年度では6件、それから平成30年度では2件、令和元年度では2件ということになっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 4カ所設置されている中で、今の市民意見箱の中、職員の勤務体制とかいろいろとありますけれども、一つ紹介したいところがあって、マックスバリューさんが市民からの意見箱という消費者意見箱というを設置されていまして、その消費者意見を募って、その意見の中にどういった意見があるのかと、これを店長が見て、その意見があったものを公表して、匿名なんですけれども、この方にはマックスバリューとしてこのように運営していますと、このように対応してまいりますと、そのような苦情があった場合にはそのようなクレーム対応をしっかりとやっていきますと、これ公表しているんですよ、石垣市は公表していないですよね、意見箱に対して。やはりどういった意見があって、当局はどのように対応しているのかという対応というのが求められているのかなと、また見える化が求められているのかなと思いますので、ぜひ、そこもひとつ検討していただいて、市民意見箱の中身を公にして、市役所としてどのように対応してまいりますというような掲示ができればなと思います。 市役所全体の統括をする上では、市長が中心として動いておりますので、市長のほうからも、今後、市役所移転に向けて職員のさらなる品質の向上を、市民に対するいろいろと思いもありますけれども、どのように組織改革を運営していくのかご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 職員の接遇、そしてマナー等についても、常々、教育、研修等を行っているところでありますけれども、それでもやはり市民の皆様からの苦情というのは寄せられている場合はあります。 先ほど課長が答弁したように、その市民の意見箱につきましては全て私のほうに回って来る状態でございます。中には、すぐに対応しなければならない案件、また確認する案件等ありますので、その際には担当部署の課長等を呼んで、これはどうなっているのかというような対応させて確認をとって改善をさせている場合もございます。また、匿名で書かれる方もいらっしゃいますけれども、ご自身の住所とか名前も載せる方もいらっしゃいます。そういった方に対してはちゃんと回答するように指示を出したりとかやっております。 いずれにいたしましても、新庁舎ができるときに、市民サービスまた窓口の接遇等の向上をするように常々申し上げておりますが、実際には移る前から現時点でもやっていかないといけないと思っておりますので、議員ご提案の電話の録音とか、そういったものについても検討しながら、さらなる市民サービスの充実に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、改革していただきたいと思います。 次に移ります。次に、4項目め、自衛隊配備計画における工事期間中による近隣地域への交通安全対策について伺います。これは、私、近隣地域の交通事情を調査してまいりました。道路の設置管理者においては、中央線そして停止線、横断歩道の白線、そういったものを、私、開南地区中心に調べたら、川原のとろぴかるはうす交差点、そこは、ほぼ横断歩道の白線が消えております。停止線も消えている。中央線も消えかかっている。開南地域、点滅信号から集落に入る間の区域、そこは停止線も消えかかっている。そして農道から県道に合流するところ、そこは完全に停止線も消えている。 あらゆる道路設置者がやらないといけない対応が見えてきました。こういったところから丁寧に交通安全対策を進めなければいろいろと問題が生じてくるのはもう目に見えております。そこをどのように対応していくのか。これは、国道、県道、そして市道、農道もかかわってきますので、ぜひ石垣市が積極的に関係の部署と調整していただいて、白線を引いていただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 当該地区においては、先ほど議員からあったように、県道、市道、農道等があります。それぞれ県道は沖縄県管理、市道と農道等については石垣市管理となっております。それから、横断歩道と停止線については公安委員会が設置するということになっておりまして、その他の中央線等の白線については道路管理者ということでありますので、県道の管理者である沖縄県と公安委員会も含めて調整して対応してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) あと、この交通安全対策について、集落の住民から要望がございまして、それは何かと言うと、スクールゾーンとしてのわかりやすい白線を引いたり、スクールゾーンですよという促すようなものができないのかと、あるいは川原集落内、開南地区も含めてですけれども、やはり、私、学校が付近にあると、そういった配慮が足りていないなというのが見受けられますので、ぜひ、そこは集落、そして学校周辺にはそういったわかりやすいような白線なり、スクールゾーンとしてのものを設置していただきたいと。あとはレンタカー等もふえ過ぎて、集落内に入ってくる環境もありますので、また、それプラス陸上自衛隊の工事の着工がますます進むにつれて、いろんな県外からも来ますのでいろんなところに入ってくると思います。 そこを交通安全対策の観点からも、立て看板、スピードを落とせ、そして集落内に入る際には徐行とか、そういったものがあればなという声が届きましたので、そこも予防として申し上げておきたいと思います。この立て看板、啓発活動に対するものに取り組んでいただけるのかどうかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 スクールゾーン等の交通安全啓発看板等につきましては、これまで真喜良地区など交通利用が急増している地域や事故発生場所等を優先して設置しております。真喜良地区においては、学校や地域からホテル等の増築により通学時間帯にレンタカーや観光バス等の交通量が激増して危険だととの要望にて交通安全啓発看板を設置いたしました。また、公民館長との集会においては、住民が啓発看板等の必要性を感じている場所等を示してもらうよう呼びかけているところでございます。開南、於茂登地区につきましては、地域からの要望は現在のところございませんが、現状を調査し交通安全啓発看板等の設置の検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 公民館側からの要望がないとはありますけれども、昨今の事情を見ると、それはもう必然的にわかるものかなと私はそう思います。そこを察して積極的に行っていただきたいと思っております。 次に移ります。次に、車両における渋滞の緩和対策についてでありますけれども、先々週、会派未来で八重山署の交通課長ともお話してきました。何とかこの交通渋滞の混み具合がポイントポイントありますので、そこを何とか改善できないかというお話はして来ました。その上で、信号機の歩車分離ができるのかできないのか。歩行者は歩行者、車は車で通すことができないかというお話もありました。 そこも調査する必要があるだろうということでありましたけれども、石垣市は、前回、交通安全協議会の中で信号機のもので渋滞の緩和ができないかというような要望もしたということでありましたけれども、どういった内容だったのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 本市では、石垣市交通安全推進協議会役員会を年4回開催しております。その委員の中には八重山警察署の交通課長も入っております。その中で信号機等を調整することで渋滞の緩和ができないものかの話し合いを行い、八重山警察署交通課を通して要請してあります。その後の回答といたしましては、信号機の調整のみでの渋滞緩和は難しく、八重山警察署交通課としても、引き続き、調査、検討したいとの回答でございました。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 現在、レンタカーの車両の大幅の増加も含めて、地域で渋滞が多発するところがございますけれども、当局はその渋滞がある所を把握されているのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 渋滞の常習地域としては、時間帯によって真栄里、サンエー付近、美崎町730交差点付近、大川ゆいロード、新川、荒引橋付近で混雑が発生することを把握してございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) この過去5年間でレンタカー、車両がどのぐらいふえたのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 車両、レンタカー等の台数についてでございますが、統計によりますと、平成26年度3月末に3万5,316台が本市の保有台数になっておりますが、平成31年3月末では4万336台まで増加しております。この5年間で5,020台ふえております。そのうち、レンタカーは平成26年2,545台で、平成31年には3,721台となり、この5年間で1,176台ふえております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) かなり、5,000台近くふえているということでありますけれども、国が沖縄総合事務局が道路交通センサスということを実施して交通状況を調査しております。この交通状況を調査した中で混雑度というのがありますけれども、この混雑度がどのぐらい上がったのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 道路交通センサスを実施しております沖縄県土木事務所に確認したところ、最も混雑が予想される真栄里での調査では、平成22年調査では0.73、平成27年調査では0.98となっております。この5年間で0.25の上昇をしております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 0.25上昇していると、やっぱりこれだけ車両がふえれば混雑度がふえるのも当たり前かなと思います。やはり道路設置者であります、国、県、市も、なかなかこの道路拡張に向けては膨大な費用がかかりますから実施に向けては進まないところもありますけれども、やはりそういったところができなければ、道路事情を見て、例で挙げますと、730を中心にすると、730を歩車分離にする、歩行者は歩行者で通す、そして車両は車両で通すということがいいのかなと、今、右折しようとするときに必ず歩行者がいる、左折しようとするときにも必ず歩行者がいる、そのような現状で、なかなか後ろの後続車が直進できないと、そういったところから混み具合が発生してくるというところもありますので、ぜひ、そこは歩車分離がふさわしいのかどうかということも調査に値するのかなと思いますので、八重山署と調整していただきたいと思います。 そこの竹富町の町役場から、離島ターミナルから730に向けては常に渋滞が発生しております。時間帯、大体二、三時以降から非常に混み合ってきます。こういったところもどのように改善していくのか、しっかりと取り組んでいただきたいなと思っております。 次に移りたいと思います。次は、ユーグレナモールの東、西の縦通りですけれども、そこが歩行者が大変多くなってきていると、接触事故が起きないかなという心配をされている声もあります。タクシーの乗務員からも、ここは歩行者専用にしたほうがいいのではないかという声も上がっておりますが、当局はどのように認識しているのかご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のように、ユーグレナモールまた東、西側の市道については、観光客等でにぎわっている状況でございます。冒頭でも答弁しましたけれども、規制を実施するためには公安委員会の意見等を踏まえまして、また区域内の住居者等の生活環境なども考慮し、近隣住民や事業者等の意向も確認しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、関係者とも調整していただいた上で、どのような歩行者の取り組みが必要なのか、歩行者は歩行者だけ通すような車線が必要なのか、それとも車両を規制するのかというところも、検討、調整していただきたいと思います。 次に移ります。次に、道路街灯の不点灯箇所、その道路街灯の不点灯箇所がもう1年もほったらかしにされているところもありまして、タクシーの乗務員からも市長にはタクシーに乗ったときに常に自分も伝えているよと何とかしてくれと。そして、やはり暗いところから、こういったスーツ姿で横断する方たちは非常に見えにくい、スポーツウエアの黒い服を着ている方たちもいらっしゃって非常に運転手から見にくい、街灯があることによって歩行者の確認、視認ができるというところであるんですけれども、なかなか点いていないものですから怖いと、そういった事情がありまして、そういったときに、もし交通事故が起きたときに、そこの街灯が点いていなかったから自分は事故を起こしたというような主張をされたときに、それは紛争のもとになるんですね、裁判闘争になる。だから、適切にそういった道路街灯の維持は行っていただきたいと、これは常に申し上げています。 電気組合ですか、そこに任せていこうということでありますけれども、やはり今後の対策としては委託するのが私はいいのかなと、委託することによってしっかりと業者も確保できる、あと業者もスムーズに修繕に向かうことができると、今は何か故障が起きたらすぐお願いするというような状況ですから、そこは一括して委託するのが私は望ましいと思いますけれども、今後しっかりと、この1年以上ほったらかしにされているものに対してどのように対応して早期に改善するのか、再度、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のマックスバリュー付近の街灯の不点灯でございますけれども、これにつきましては経年劣化等もございまして、先ほども申し上げましたけれどもブレーカー等の破損等もございます。そういうことも含めまして早急に電気事業組合の協力も得ながら改善を図っていきたいと思います。また、ブレーカーが1カ所において5本接続されているところもございますので、この機会に1本のものに1個のブレーカーというつけかえも考えながら対策を講じていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時14分                               再 開 午前11時14分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◎建設部長(安里行雄君) 電気事業協同組合等の委託に関しましては、今後、検討をしていきたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、業務委託という形でしっかりとやることによって業者は確保できるものだと思っておりますので、取り組んでいただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、箕底用一君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時15分                               再 開 午前11時26分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 次の質問者、仲間 均君の質問を許します。仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) おはようございます。新型コロナウイルス感染症が全世界に猛威を振るっておりますが、市民の皆様におかれましては万全の対策を講ずるように努めていただきたいと思います。 早速、質問に入ります。 まず、初めにシルバーパス事業についてお伺いをいたします。シルバーパス事業は、高齢者の社会参加を目的に老人福祉センターで行っている高齢者の生きがいと健康づくり推進事業の一環として、市街地地区の高齢者を対象に石垣市老人クラブ連合会が行っている福祉バス事業を市街地以外の高齢者にも対象に拡充するものであります。対象者は、市街地を除くすべての地区、65歳以上で寝たきり状態にないものであって、地方税の規定による市民税が課せられていない非課税世帯となっております。 今回の事業計画の内容は東バス全線乗り放題になる、かりゆしチケットの半額補助で、6カ月2万円のバス代金を半額の1万円で購入できるよう、ふるさと納税を原資に補助するものであります。課題としては、全国的に発生している高齢者の交通事故による免許返納に伴う交通手段の確保や、石垣市においては県立八重山病院の移転等に伴い、対象者の見直しなどが上げられております。今回の事業計画として、住所条件の廃止を含め制度の見直しを上げております。同事業は高齢者の介護予防支援も含まれている思われますが、高齢者の介護予防支援はお年寄りだけではなく、市民の元気で健やかな生活を確保する上でも重要な施策であり積極的に推進すべきであります。全ての高齢者に対して所得を問わず半額補助及び全額補助の対象者とすべきであり、さらには移動目的を問わず自由に利用できるようにすることで高齢者の社会参加と介護予防支援につながるものではないかと思慮されます。 そこでお伺いをいたします。 1点目、これまでの経緯について。2点目、課題について。3点目、今後の事業計画について。4点目、75歳以上の後期高齢者の無料について。5番目でございますけれども、5番目の石垣市生活バス路線確保対策補助事業については記載漏れをしておりますので、ぜひこれに追加をしていただきたいと思います。議長の裁量でお願いをいたします。最後に、石垣市生活バス路線確保対策補助事業についてをお伺いいたします。 次に、国境離島警備部隊についてお伺いをいたします。新年度から、沖縄県において尖閣諸島等国境離島の警備対策として新たに151名規模の専従部隊を創設することがこのほど明らかになりました。この国境離島の専従警備隊は、国境離島における緊急事案事態対策で尖閣諸島への中国等の武装集団の不法上陸事案等への即応能力強化が狙いとされております。県警本部は、同警備隊について沖縄本島に駐在するとしておりますけれども、国境離島の警備について具体的には尖閣諸島であることは申し上げるまでもありません。沖縄本島から尖閣諸島までは400キロメートル以上も離れ、石垣島からは170キロメートルであり、即応性の観点から最も機敏に即応できるのは石垣島であります。ちなみに海上保安庁は尖閣諸島専従船の巡視船をこれまでの3隻から14隻に増強し、石垣海上保安部に配備しており、尖閣諸島周辺海域の警備に即応できる体制を強化しております。 このように、石垣市の行政区域である尖閣諸島の警備、緊急事態対策等に即応することができるのは、地理的状況において優位性が高い石垣島であることは明らかであります。また、警察と海保が連携するためにも石垣島に配備することが最も望ましいのは明らかであり、あえて遠く離れた沖縄本島に配備することは必然的に欠けるものであります。そのことからも、国境離島警備隊については石垣島に配備するのが同部隊の目的に沿うものだと考えるのは私だけではないと思います。 そこでお伺いをいたします。市長は、同部隊の配備についてどのように考えておられるのか。また、石垣島への配備を要請するお考えはないのかお伺いをいたします。 以上、質問を申し上げました。必要とあらば自席にて再質問を行いますので当局の明快なるご答弁に期待をいたします。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君の質問に対する当局の答弁を求めます。福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) おはようございます。仲間 均議員の1項目め、福祉行政について4点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目のこれまでの経緯についてお答えいたします。本市では、高齢者の社会参加の助長を目的に高齢者の生きがいと健康づくり推進事業の一環として、老人福祉センターで趣味のクラブを実施しています。この趣味のクラブに通うことを目的とし、平成18年度より市街地地区の方を対象に福祉バス事業を、市街地以外の方を対象にシルバーパス事業を開始いたしました。シルバーパス事業は、対象地域の非課税世帯の高齢者に対し東バス全路線が乗り放題になる、かりゆしチケットの半額を助成するもので、6カ月2万円のバス代金を半額の1万円で購入できるよう助成しております。 2点目の課題と3点目の課題は今後の事業計画につきまして関連いたしますのであわせてお答えいたします。現在、シルバーパス事業は市街地にお住いの方は対象外となっております。その理由といたしましては、事業開始当初は市街地以外にお住いの方が老人福祉センターで開催する趣味のクラブに参加することを目的として運用が始まったためでございます。しかしながら、高齢者福祉の観点から外出支援による社会参加を促す効果や、昨今の高齢者の交通事故増加などを踏まえ、利用者の拡大に向けた方策を関係各課各所と検討いたしまして、令和2年度において市内全域の非課税世帯の方を対象にシルバーパス事業を実施するための手続等に取り組んでおります。 次に、4点目の、75歳以上の後期高齢者の無料化についてお答えします。令和2年度において、シルバーパス事業の対象地域を市内全域に拡大することから、まずはその利用状況等を検証した後に、調査、研究させていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 仲間 均議員の2項目め、国境離島警備部隊について、尖閣諸島の行政区である石垣市への配備についてお答えいたします。国境の離島警備を担当する専従部隊を令和2年度から沖縄県警察に創設することについては、沖縄県議会において、大浜一郎県議員の一般質問で県警本部長が警備部隊は沖縄本島に常駐すると答弁した旨をマスコミ報道等で承知しておりますが、現時点においては詳細な情報を持ち合わせておりません。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 仲間議員が国境離島警備部隊について、石垣市に配備したほうがよいのではないかというお話でありますが、私も同感でございます。沖縄県全体の離島を見るということもあるとは思うんですが、やはり課題があるのは尖閣諸島だというふうに思っていますので、一番近い石垣島に配備するのが妥当であろうというふうに思っておりますし、ただ要請等につきましては、せんだって美ぎ島美しゃ市町村会等で副知事に要請をする機会がございました。そのときに文書ではありませんが、口頭で県警に配備する国境離島警備部隊に関しては石垣市に配備してほしいという旨はお伝えしております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き、仲間 均君の再質問を許します。仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 5点目の、石垣市生活バス路線確保対策補助金について、これは私のほうで調査をしていて記載漏れというのがわかりましたので、当局とも打合せをいたしまして、この問題についての質問をするので答弁をいただきたいという話をしてありますから、その辺は記載漏れということで議長の配慮でお願いしたいと思います。記載漏れです。これは関連ですからね。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時38分                               再 開 午前11時38分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。
    ◆21番(仲間均君) 今回の質問は、市長は日本一幸せあふれるまち石垣市を目指して運営をしているわけでございますけれども、それには、まず福祉のまちづくりもやっぱり日本一を目指さなくてはいけないだろうという観点です。 今回の質問のことでちょっと疑問に触れたのがあるんです。まず、最初に冒頭で部長が答弁しておりますけれども、シルバーパス事業の高齢者の社会参加を目的に、あるいはまた高齢者の生きがいと健康づくりという文言をうたっておりますけれども、さて、このシルバーパス事業の当初は市街地からですよね、その市街地からの事業なのに、なぜあえて高齢者の社会参加を目的、そして生きがいと健康づくりという文言を入れたんでしょうか。私からすれば、石垣島全域を考えるのが筋ではないかと思うんですけれども、なぜあえて市街地からにしたのでしょうか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 最初の答弁でもお話しましたが、福祉バス事業にあっては趣味のクラブのために市街地の無料バスというのが出ておりました。ところがそれ以外の場所については無料バスが回っていないということで、それでシルバーパス事業を出しました。ただ、この福祉バス事業とシルバーパス事業のちょっと違いは、福祉バス事業についての目的はあくまでも老人福祉センターの趣味のクラブに行くためのものであって、シルバーパスについては、それだけではなく全路線乗り放題という形で、北部、西部、そこらの方を入れるということで全域にはしていなかったということです。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 部長、それでお伺いしますが、その福祉バスはただですか。それとも料金を取っているんですか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 福祉バスについては、老人福祉センターのほうのものでありますので無料となっております。             〔(もう1回、ちょっと聞こえない)という仲間 均議員〕 再度お答えします。 福祉バスについてはただとなっています。無料です。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) そうすると市街地の皆さんが趣味のクラブに行くのは福祉バスを使ってただで行くと。この福祉バスというのは年間幾らぐらいの予算がかかっているんですか。ただですか。答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 福祉バスの運営費につきましては、石垣市一般会計からの補助金208万2,400円が主なものとなっております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 運営費208万円かかって運営するわけですよ。市街地の皆さんをただで。それ以外の皆さんはしないわけですよ。何ですかそれは。どういう意図でもってそのような発想になったのでしょうか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 福祉バスの場合の目的とシルバーパスの目的がちょっと違いまして、福祉バスについてはあくまでも市街地の高齢者の方々を老人福祉センターに運ぶという目的のためのものですけど。             〔(老人クラブ連合会の会員と言わないといけない)という者あり〕 はい、失礼しました。それでシルバーパスについては全路線乗り放題ということで、老人福祉センターのみではなく全てのものを使っておりますので無料になっていないということです。             〔(会員で運営しているんだよっていうところと、購入したのもそうだよという歴史から言わないと)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時44分                               再 開 午前11時44分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◎福祉部長(大浜方信君) 訂正いたします。65歳以上の高齢者、あと趣味のクラブを利用する方々が福祉バスのほうを利用されております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) つまり、この老人クラブ連合会がバスは買ったんですか。それをちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時45分                               再 開 午前11時47分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 福祉バスにつきましては、石垣市老人クラブ連合会が購入したもので、こちらの福祉バスに乗れるのは石垣市老人クラブ連合会の会員のみとなっております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) この石垣市老人クラブ連合会がバスを買って運営をしようとしていた、あるいは運営をした、その運営したときに皆さんが補助として208万円余のお金を一般会計から捻出したと、このような状況ですか。答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) そのようになると思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) それは理解できました。 それでは、もう1点お伺いをいたします。地方税の規定により市民税が課せられていない非課税世帯、さて、この非課税世帯の根拠は何なのかご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 非課税世帯にしている一番の要因は、無年金者、それから少額年金者、そういう方々を1人でも多く拾い上げるということで、まずは非課税世帯ということで入れたと思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 部長、あなたが最高責任者で、あなたが答弁しているんですよね。思いますという発言はないですよ。つまり、地方税の規定によって市民税が課せられない世帯を、なぜ、あえてそこに重きを置いたのかというのが私は理解できないんですよ。理解できないからこそ一般質問しているわけ。 なぜそういうことを言うかというと、今回77歳の方に相談を受けたんです。この77歳の方は健康、市民税を払っているわけです。つまり120万円以上のお金を、128万円ぐらいの所得があるわけですよ。それでこういうものが使えない。健康な人ほどいろんなところを回り、そして、この介護予防のためにも健康増進のためにもお金を使っているんだと、ところがこういう割り引きが使えないと、なぜだろう、これが最大の疑問ですよ。だから皆さんは非課税家庭という形でおさえていますけど、仮にチケットを購入しました、この5枚以上もある申込書がありますでしょう、難しい申込書、これほとんどもらえないと思いますよ。誰も申請しませんよ、こんなの。この申請するのに大変な思いをして申請をしているわけです。労費を使って、交通費を使って。ところが、片や税金を払って健康な人、この方には何の福祉の利益もない、それで皆さんからの援助もない。自分で健康を維持しないといけない。そういった中で不平不満があるわけですよ。何であえて65歳以上の非課税家庭なんですかって、それは素朴な疑問でしょう。誰がどう考えても。 だから、私はその法的根拠の説明を求めているわけです。そうでなかったら皆さんに法的根拠の説明は求めないわけですよ。そして皆さんは社会参加の助長と言っている。さて、社会参加の助長とは何なんだ一体となるわけですよ。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 助長については、その社会についての手助けとなる、全てだとは思いませんけど助長するということは手助けということだと思っています。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 部長、ですから手助けをするために65歳以上の非課税家庭じゃなくて、みんなにやったらどうですかという今回の質問なんですよ。実施主体は今回は皆さん、さっき言ったシルバーパス事業を実施しますよね。これの原資はどこから持ってくるんですか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 原資はふるさと納税を活用しております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 今回の原資はふるさと創生……。ふるさと納税資金を原資にして皆さんはこのシルバーパス事業を展開しようとしているわけですよね。 そこでお伺いしますが、このシルバーパス事業の対象者と、あるいはまた、前に空港のバス会社とタクシーがぶつかったことがありますね。それを覚えていますか。そういった関連する皆さんとの話し合いは、この事業をするに至ってしたことがあるのかないのか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 この全域にするために東バスとの話し合いはしております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 事業主体はあなた方であっても、これは東バスを利用するわけでしょう。何で東バスを利用するのに東バスと話をしないといけないのですか。関連する皆さんと話をしないと、これはどうするのですか。前にも言ったでしょう、タクシー協会と揉めたでしょうと。だからこそ、あえてそういう業界とも話をしてこの事業を展開しないといけないんですよ。ただ単に絵を描いて、資料をつくって、はいそれでやりますと、こんな問題ではないでしょう。これはまたけんかが始まるんです。私はタクシー協会と話したことはないんですけど。目に見えてわかるんですよ、こんなのは。 もう少し考えて僕はこの事業をしたほうがいいと思いますよ。さっき、あなたが言ったこの事業は乗り放題のかりゆしチケット、それの半額補助と言っているけれども、東バスのかりゆしチケットと言えども、これから出ますけど、今後の件もお話しますけど、そこに持っていくためにはそういったいろんな機関と話し合いをして、皆さんの事業が成功するようにしなければいけないわけですから、要綱をまとめた、しかしこの要綱どおりにいかないと思いますよ。 お伺いします。皆さんの、今、実施要綱がありますね。実施要綱持っていますか。この実施要綱を見ますと、事業主体は石垣市とするけれども、事業の全部または一部を東バス株式会社、そこに事業委託してやろうとしているわけですよね。 では、お伺いしますけれども、この委託に関してこれまでの高齢者非課税世帯のかりゆしチケットについてどういう話し合いが行われて、どのような戦略で皆さんは事業を実施しようと思っているのか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時58分                               再 開 午前11時59分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 今、東運輸さんとどのようなお話をしているのかということでございますが、現在のシルバーパス事業は北西部の方に限らせていただいておりますが、これを市内全域の方に広げたいということでお話をさせていただいております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) これ申請用紙7枚ぐらいありますよ。これ誰が書きますか。それで、シルバーパス事業を市内全域にと言っていますが、その前にちょっとお聞きしましょう。シルバーパスの発行の流れを教えてください。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 シルバーパスをご利用になりたい方は、まず介護長寿課の窓口にて申請をしていただきます。その後、課税状態などの資格要件を調査の上、登録をしていただきまして、東バスの窓口にてパスを購入するという流れになっております。なお、この申請の際にご記入いただく書類は1枚のみとなっております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 私の手元にあるのはもう結構ありますよ。そして離島割り引きがございますね。あれみたいに簡素化した申請をしたほうがいいのではないかと。これは今の段階ですよ。シルバーパスの発行の流れは皆さんの申請書類からいくと、まず石垣市に申請者が提出をします。そして、これが承認通知書、あるいはまた不承認通知書が石垣市から対象者にいくわけですよ。石垣市は承認された者にシルバーパス発行通知を送付して、東バスさんが発行通知書と承認通知書を照合して発行するわけですよ。これが一連の流れですよね。皆さんのこの資料から見るとね。そこで話をするわけですけど、この申請書類で申請をして承認をもらって、東バスさんから全線乗り放題のかりゆしチケットを2万円、皆さんから1万円もらえますから1万円の補助で購入しました。購入したけれども、さあバスに乗ろうとしたら、この方、病気になったんだよ。残念ながら。1回も乗らないの。1回も乗らないからこのバス代を返してくれと。できないと言うんだよ。こういう話し合いがされていないままに、こういうものを皆さんはやっているわけですよ。残念だよ、本当に。何で1回も使わないのに払い戻しができないですか。 目配り気配りね。皆さんはしっかり、こんな体の不自由な皆さん、あるいはまた言っていると非課税家庭でしょう。戻すべきでしょうが。こんな話し合いもされないのですか。部長、どうなっているんですか。こんなのは。今の話を聞いてどう思いますか。部長の答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、大浜方信君。 ◎福祉部長(大浜方信君) 再質問にお答えします。 今の話からいきますと、やっぱり返還というのも考えられますけど、ただ東バスも入っていますので、その辺の話がまだされていないので、私のほうから話し合いをして、そういう場合のことについても検討していきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 東バスが入っているからといえども、こんなのも話できないとどうするのですか。事業実施に至って。私の考えは東バスだけもうけてはいけないという考えもありますよ。 そこで、石垣市生活バス路線確保対策事業の補助金についてお伺いします。担当は来ていますか。お伺いをいたします。さて、このバス路線確保対策事業とは何なのだと、こうなるわけですが、その目的と趣旨をご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 商工振興課長、平良守弘君。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 仲間議員の再質問にお答えいたします。 石垣市生活バス路線確保対策補助金交付要綱によりますと、趣旨としましては、地域において必要なバスの運行について、その確保を図り、もって住民の福祉の向上に資するため、バス事業者に対し予算の範囲内において補助金を交付するということになっております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) さて、この路線バスの確保、住民の生活を支える足でございます。その必要なバスの運行について、皆さんはどういった協議を年に何回、協議の中でどのような話し合いがされてきたのかご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 商工振興課長、平良守弘君。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 路線バスの確保ということで、市街地における公共交通空白地帯の解消のために確認をするということで、年間、公共交通協議会をもっております。平成30年度には3回の公共交通協議会、平成31年4月には第1回の公共交通協議会を開催しております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 生活路線バスの指定、第3条、生活バス路線は石垣市バス対策会議及び協議会において、生活バス路線として協議が整った路線でなければならない。今現在、65歳以上の非課税世帯が、先ほど部長がおっしゃったように、この路線バスに乗るわけですよ。私がこの路線バスを1週間調査させていただきました。がらがらです。乗っている方が二、三名、あるいはゼロ。さて、そのバスに補助金がこの10年間で幾ら支払われたのかご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 商工振興課長、平良守弘君。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 路線バスということで、現在、協議が整ったところということで、川原線、西回り一周線、東回り一周線、平野経由伊原間線、平野線、吉原線の6路線を指しております。10年間のバス路線確保対策補助金としましては、石垣市から2億2,400万円余りの補助金が支給されております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) お伺いします。この石垣市生活バス路線確保対策補助金は、平成かあるいは昭和かわかりませんが、いつごろから実施をしているのかご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時10分                               再 開 午後 零時11分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。商工振興課長、平良守弘君。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 年度自体ちょっと定かではないんですが、石垣市バス対策会議は、地域住民の生活交通の確保と地域振興に資するためということで、生活バス路線の確保を協議する会議をもっておりますが、平成13年6月から執行しているということです。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 平成6年からではないんですか。開始したのは。開始したのは平成6年からでしょう。平成6年から補助金を開始していますよね。補助金ね。この補助金は、もう一度聞きますが、市民の足として補助金を与えているんですよね。それでいいですか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 商工振興課長、平良守弘君。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 生活バス路線補助金交付要綱にありますとおり、市民の足として住民の福祉の向上に資するためということで補助金を交付しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時12分                               再 開 午後 零時12分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 ◎商工振興課長(平良守弘君) 済みません。ちょっと手元に資料はないんですが、議員ご指摘の平成6年から補助金は支給されていると思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 平成6年からこのような補助金がずっと支払われていて、バスに乗車する人も利用する人も少ないという中で、なぜこの事業に使えないのかなと。かりゆしチケットの半額を何も買う必要はないでしょう。東バスさんにお願いをして石垣市の市民の生活の足として利用しているわけだから、皆さん補助金を与えているわけだから、それにただで乗せていただきたいというのが今回の質問の趣旨。 そこで、市長にお伺いしますけれども、日本一幸せあふれるまちを目指しているわけですよ。もう日本一です。社会福祉の向上もしかり、当然、市民の生活の安定もしかり、平和とそれから島を守るということもしかり、これはもう全て日本一につながると私は理解するわけですよ。そこで、市長、これまで聞いていたとおり、石垣市補助金、去年だけで2,687万3,400円払われているね、去年だけでです。なぜ、あえてこういうものを利用できないのかなと思うんです。私の考えているところは高齢者だけではない、小中高生、バスを利用する皆さんにお願いをしたいと。 市長の答弁は後にして、小中生の、今、バスを利用している生徒さんは何名ぐらいいるんですか。もし、わかればご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時15分                               再 開 午後 零時15分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 今、手元のほうに、北部地区の状況についてありますので、それについてお答えいたしたいと思います。北部地区、つまり、伊原間校区におきましては、スクールバスを運行しておりまして、児童生徒への登下校への支援を行っておりますが、登校時にスクールバスで対応できない6名の生徒につきましては、路線バスにて対応していただいているところでございます。その際の路線バスの運賃につきましては、全額補助し、東バスへ直接支払っております。その分の人数の平成30年度の補助額については、27万1,830円となっております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) このようにして小中生も、小学生、中学生も、約28万円ぐらいのお金を捻出して学校に通っていると。特に高校生は、きのうの一般質問でもございましたけれども、市内のほうにアパートを借りるのも大変だと、通うのも大変だという、非常に厳しい、委員からの質問がございました。 そういう、我々石垣市において、4万9,000余の人口の中で、2万5,000ちょっとの世帯数でございますけれども、皆さん、生活に困窮しているというのが本音でございます。そこを、やっぱり少しでも援助をする、助けてあげるというのが、「日本一幸せあふれるまち」にもつながるんじゃないかなと、私は思うんです。 今の東バスの補助金の件、ぜひ、これで65歳以上、そして子どもたちの交通費をただに、できれば、もうただにしてもらいたい。市民の足として使っている東バスさんの、当然配慮もいただいて、協力もいただいて、当然そこは、市長と東バスさんとの協議になると思いますけれども、これをやることによって、全市民の足として、また、全市民が喜ぶんではないかなと、私は思うんです。 市長のご所見を賜りたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 議員、ご提案の分の件の趣旨については、十分理解をしているつもりでございます。 北部、北西部振興の地域振興に関しましても、バス路線等も金額がある程度低額で済めば、市街地から北西部に訪れる皆さんもふえて、地域振興にもつながるというふうにも考えておりますので、そういった制度拡充に向けての取り組みをしていきたいと考えております。 ただ、生活路線のバス運賃のバス会社に対する市の補助に関しましては、県と協調でやっているものでございますので、制度的な課題をクリアしなければ、議員がおっしゃるような、例えば市民の皆さんが無料で使えるとかいうふうな状況にはならないというふうには考えておりますので、今後、その制度の中身等を検討しながら、どういった施策がとれるのか検討は、探してまいりたいと思っております。 当然、市民の皆さんの税金を使って補助金を入れているわけですから、その対価というか、その見返りとして、市民の皆さんにサービスをするということは十分理屈として通るというふうに考えておりますので、しっかりと勉強させていただきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 市長、沖縄県は1,500万です。我が石垣は2,680万ですよ。つまり、我々石垣市の市民の足として、路線バスは運行しているといっても、私は過言ではないと思っております。 これだけの補助をあげて、さらにまた、高齢者の65歳以上の皆さんから、シルバーパスを使って、またお金を徴収する、私は、それはいかがなものかなと思うんです。ですから、そういうことも勘案して、東バスさんとはしっかりと話し合いをして、そして、今の原資となっているふるさと納税の315万円だったですか、部長、それはタクシー協会との話し合いをして、割引券制度を設けて、少しでもタクシー協会にも尽力したらどうかなと思うんですけどね。いずれにしても、そういう機関と話し合いをしていただければ幸いです。 もう一回お聞きします。ただの、人が乗っても乗らなくてもバスは運行します。乗っても乗らなくてもです。乗っていないんです。バスに、お客さんが乗っていないの。ガラガラです。だったら、市民の皆さんを乗せたらどうですかというのが、今回の質問なんです。 市長、もう一度、その辺のところをご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ですから、先ほど来申し上げていますように、補助金を出している分の制度上の課題があると思います。制度の中身を精査して、例えば市民を無償で乗せた場合に、その補助制度の内容と合致しないというふうになれば、生活路線の路線バスが守れなくなりますので、制度の中身を詳細に確認した上で、どのようなサービス向上というか、市民向けの新たな制度ができるのか、そこを検討させていただきたいというふうに考えています。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 補助対象機関、第7条、補助対象機関は、補助金の交付を受けようとする会計年度の9月30日末日とし、それを1年間とする。つまり、東バスさんは、9月30日の末日をもって、1年間、契約をまたするわけです。そのときまでに、このシルバーバス事業の、ぜひ完成させるための協議をしていただきたい。その旨をお願いをして、次に移ります。 さて、平成7年から上陸をして、平成8年から警備体制の強化、そして海上保安庁の巡視船の増強、それをずっと訴えてきました。当時は、「はてるま」「よなくに」「いしがき」、この3隻しか配備されていなかったわけです。今は、何と14隻の船が配備をされております。我が日本は、危機感を持ったんです。そして、大型巡視船もことしから配備をされますけれども、危機感を持った。しかしながら、私が要請し続けて16年かかったんです。16年。当然、それは私だけじゃない、石垣市議会全員で要請をし続けております。 しかしながら、今回は、警察庁は機敏に動いたわけです。国境離島警備を単組部する専従部隊を令和2年、つまり、ことしの4月から沖縄に配備をすると決定をしたわけです。 そこで、市長にお伺いしますが、この先ほど答弁ありましたけれども、この決定事項については、市長に対して内閣官房あるいは内閣機密あたりから連絡があったかなかったか、ご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) この件に関して、特に連絡等があったものではございません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 大浜一郎県議に対して、沖縄県は、県警は沖縄本島に常駐をさせるということでございますけれども、この国の概要等を見てみると、即応性、即できる、即対応できるという、これをうたっているわけです。そうなってくると、我が石垣市の170キロ離れた我が石垣市の行政区域の尖閣諸島の問題を取り上げるには、石垣市が当然、理にかなっているんじゃないかなと思うんですけど、市長、どうでしょうか。石垣市に置くほうがいいと思うんですが、どうでしょうか、ご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。
    ◎市長(中山義隆君) 全体的な詳細というのは、最終的には確認をしておりませんけれども、尖閣諸島というところを考えた場合においては、やはり即応体制を考えますと、距離的に近いところが有効ではないかというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) これまで、警察は海保の巡視船に同乗して、そして警戒に当たってきたわけなんです。ところが、それじゃいかんということで、国は即応性の面から沖縄に150名、隊長を入れて151名、八重山警察署は、今、96名か97名の署員でございますので、これの1倍半の隊員が石垣に来ると、治安の問題とか、当然、それは警備、国境警備は当然ですけれども、非常にいい島になるのかなと思っているわけです。この問題につきましては、議会内において要請もしたいと思っております。 まずは即応体制をとるというのが、今回の国の指針でございますから、その辺は、ぜひ市長も今後要請なり、あるいは国の総理大臣なりお会いして、進めていただければなと思います。 最後に市長の決意たるやお聞きしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 県議会のほうで県警本部長が大浜一郎県議の質問に対して、沖縄本島にその部隊を常駐させるというようなお話が出ておりました。県警としての方針では、そういうふうになっているとは思いますけれども、ただ、先ほど来、議員がご指摘のとおり、そしてまた、私が答弁したとおり、尖閣諸島に一番近い石垣島に配備するのが適切だというふうに考えておりますので、例えば、本体は沖縄本島にあったとしても、石垣島に何らかの形でそれに関連する部隊の配備、また施設等の建設等が行われれば、さらに島の治安、そしてまた周辺離島の治安もよくなるものというふうに認識しておりますので、できる限り、さまざまな場所に要請等も行っていきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 今回は、部長、退職なさるそうでございまして、ちょっと大きな声も出しましたが、市民のために頑張っていただきまして、ありがとうございます。 行政マンは法律を守って、当然、市民の負託に応えるような事業展開、政策を展開、市長の後に立ってやるのがあなたの仕事だっただろうけれども、きょうは大きな声を出してごめんなさい。また、退職しても、我々を見捨てないで、助言、アドバイスをいただければなと思います。 ちなみに部長、こういうのをつくってみましたので、もしあれでしたら、後で、僕は市長の「日本一幸せあふれるまち」づくりを目指していることを思って、この証明書に「果報の島パスカード」というものをつくってみました。これは後で、もしよろしければ、これを成功させて退職してください。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、仲間 均君の質問が終わりました。 それでは、午後2時に再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時30分                               再 開 午後 2時01分 ○議長(平良秀之君) 会議を開く前に、3.11、2時46分より黙祷をささげますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。 次の質問者、砥板芳行君の質問を許します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) こんにちは。それでは、一般質問、質問要旨を述べさせていただきます。 まず初めに、指定管理者制度でございます。 公共施設の運営を民間事業者が有するノウハウを活用する指定管理者制度は、本市においても導入が進んでおり、一定の効果が出ておりますが、最近では一部の公共施設において、指定管理を受けた事業者や団体の契約期間中での撤退があったり、指定管理契約更新直前に契約を辞退する事態がありました。 また、指定管理者の議会承認を得る担当委員会による審査の段階で、選定過程への疑義や選考された事業者や団体が適切に施設を運営できる能力を有しているかを客観的に判断しづらい等、事業者や団体を選定する手法や手続に課題があるとの指摘がありますが、当局の見解を求めます。 次に、米原キャンプ場についてお聞きいたします。米原キャンプ場は、昨年、指定管理者に選定された団体が、契約更新前に契約を辞退し、米原キャンプ場の運営管理が市担当課による直営と一部業務を民間事業者に委託し運営管理を行っていましたが、新年度からの運営管理体制についてお聞きをいたします。また、昨年6月定例会の一般質問で取り上げた米原キャンプ場の利用申請や料金支払いが直接市役所に出向くなどの煩わしさから、米原キャンプ場の利用を控えたり、わざわざ楽しみにして米原キャンプ場に来たのに、入り口の申請等手続の看板を見て入場を諦めたり、申請せずに利用したりするケースがあることから、パソコンやスマートフォンによるインターネットを利用した申請や料金支払いを提案いたしました。米原キャンプ場はまもなく利用期間が始まりますが、当局の取り組みについてお聞きいたします。 次に、港湾行政についてお聞きいたします。昨年12月定例会一般質問で、浜崎マリーナの公共用地の一部を不当に占有しているボートや車両等への対応策、浜崎マリーナ内のほとんどの街灯が故障で点灯をしていないこと。浜崎マリーナのボート、備品等の盗難が相次いでいることから、街灯修繕とあわせて、防犯カメラの設置を指摘、提案をいたしましたが、現在もほとんど改善がなされておりませんので、進捗状況について説明を求めます。 次に、浜崎緑地公園の現況と管理体制についてお聞きいたします。浜崎緑地公園内の地表面を覆い、地肌を隠す地被植物、いわゆる芝等の面がほとんど稲科の雑草で覆われており、年間を通して利用が困難な状況にありますが、当局の対応についてお聞きいたします。 次に、新港地区CIQ建設の整備計画についてお聞きいたします。昨年、12月定例会一般質問でもCIQ施設整備の方針が示されましたが、今定例会に提案された補正予算にて、他の整備を含めた工事請負等で12億円余りが計上され、さった本会議で承認をされましたが、施設整備の概要、共用開始時期についてお聞きをいたします。 また、新型コロナウイルスの影響によるクルーズ船の寄港キャンセルが相次いでおり、さまざまな分野への影響が拡大しておりますが、当局の対応をお聞きいたします。 次に、都市計画、本市の住宅建築を取り巻く環境が、非常に厳しいということは、過去にも一般質問で何度か取り上げておりますが、当局の抜本的な取り組みが見られず、施政方針でも大胆な方針が示されていないことから、新年度を迎える前の今定例会において、住宅建築可能な市街地化の秩序ある拡大、今月2日に南大浜地域とその一帯を都市計画の用途地域に指定されましたが、南大浜地域の道路整備についてお聞きいたします。 また、以前にも取り上げた立地適正化計画の進捗状況についても、お聞きいたします。 以上、質問要旨を読み上げました。再質問は自席にて行います。 なお、先ほど議長からもありましたが、この一般質問中に東日本大震災の追悼の黙祷がありますので、時間配分、進行を気をつけながら進めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 砥板議員の指定管理者制度に係る事業者の辞退等についてお答えいたします。指定管理者制度とは、サービスの向上などを目的として、公の施設の管理権を民間事業者やNPO法人などの団体に委ねるものであります。本市においては、平成18年度より開始されております。指定管理者として指定されていた団体に対し、指定管理期間中に指定の取り消しを行ったのは1件であります。底地海水浴場において、平成27年度から平成29年度まで指定管理者として指定されていた団体から、平成29年7月に辞退届の提出を受け、平成29年7月25日付にて指定の取り消しを行っております。本件につきましては、施設の所管課と団体との間で、管理手法等について理解の相違があったことから、辞退届の提出があったものと認識しております。また、石垣市指定管理者選定委員会において、指定管理者候補として選定された後、指定管理者として指定を受ける前に、団体より辞退の申し出があったのが1件であります。米原キャンプ場及び米原ヤシ群落駐車場において、平成25年度以降に指定管理者として管理を行っていた団体が、平成31年度から令和3年度までの指定管理者候補として再選定されましたが、団体より平成31年2月に辞退の申し出がありました。本件につきましては、団体内において指定管理業務を行う体制が整わなくなったことから、辞退届の提出があったものと認識しております。 平成31年4月から新たな指定管理者による管理を開始した底地海水浴場が、世界的な旅行口コミサイトであるトリップアドバイザーからエクセレンス認証を受けるなど、指定管理者制度は市民等へのサービス向上につながるものであることから、今後、同様の事象を生じさせないよう、他の自治体の取り組みや動向も研究しながらよりよい制度とすべく、引き続き取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 砥板芳行議員より3点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 まず、2項目め、新年度の米原キャンプ場の運営体制及び利用申請、料金支払いについてお答えいたします。米原キャンプ場及び米原ヤシ群落駐車場については、令和2年4月1日から令和5年3月31日までの期間、株式会社セフィロトによる指定管理が実施されます。同社の運営体制につきましては、6名の従業員により、常時3名体制での運営を行うこととしております。キャンプ場の利用申請については、利用者の利便性を考慮し、ネット申請の申し込みを可能とするほか、直接現地での受付もできるようになります。利用料金の支払いについては、ネット申し込み時にネット決済、または現地支払いかを選択し、どちらかの方法により支払いすることになります。 次に、3項目めの港湾行政について、4点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の昨年12月定例会、一般質問指摘事項の改善状況についてお答えいたします。浜崎マリーナの現状について、公共用地への不法占有物件への対処、防犯に関する設備の不備などのご指摘がございました。不法占有物件については、放置車両や船台の移動を実施しましたが、大型の船舶については、現在、移動に必要な車両や日程について、業者と交渉中となっており、年度内の実施を目標としております。街灯については、配線系統の点検や修繕、取りかえについて専門業者への依頼をしており、早期に改善できるよう取り組んでおります。 2点目、浜崎緑地公園の現状と管理体制についてお答えいたします。浜崎緑地公園は、定期的に作業員による除草や年間委託契約によるトイレ掃除を行っておりますが、雑草の繁茂のスピードが早いことから、何らかの対策が必要だと考えております。 3点目、新港地区CIQ施設整備計画についてお答えいたします。新港地区については、令和3年春、第1バースの完成、本格共用開始が予定されていることから、受け入れに必要なCIQ施設の整備計画を進めており、本定例会の建設費予算案を上程しております。着手に向け、引き続き取り組んでまいります。 4点目の今後のクルーズ船の対応についてお答えいたします。現在、新型コロナウイルスの世界的拡散により、2月、3月の本市への寄港は、ほぼキャンセルとなっております。感染が終息する見通しが、未だ不透明であることから、終息するまでの当面の間、政府、関係機関と連携を密にし、状況を見極めながら慎重に対応してまいります。 続きまして、4項目め、都市計画についての1点目、住宅建築可能な市街地の拡大についてお答えいたします。本市の市街地は、用途地域の面積としてこれまで591ヘクタールでした。先般、今月2日に南大浜地域とその一帯を用途地域に指定したところであります。このことにより、用途地域は約300ヘクタールふえ、市街地は1.5倍に拡大されました。今後もさらなる宅地等の需要に対応できるよう、市街地の拡大に向けて取り組んでまいります。 続きまして、土地計画についての2点目、南大浜地区の道路整備計画についてお答えいたします。南大浜地区における本市所管の道路整備計画につきましては、空港跡地内の道路と市道旧空港跡地線、市道真栄里南大浜線があります。空港跡地内の道路につきましては、土地区画整理事業により整備するものであり、令和4年度から令和10年度までの工事期間において、整備する予定であります。市道旧空港跡地線につきましては、既に工事に着手しており、事業化されている市道慶田山線までの区間を、令和3年度の開通を目指しております。その先の区間、並びに市道真栄里南大浜線につきましては、市道旧空港跡地線などの進捗にもよることから、整備時期が未定となっております。 続きまして、土地計画についての3点目、立地適正化計画の進捗状況についてお答えいたします。立地適正化計画とは、居住と都市機能を誘導する施策を定めるものであり、人口動態や高齢化などを背景に、財政面、経済面において、持続可能な都市経営を目指すものであります。策定に当たっては、都市計画マスタープランに則したものとする必要があることから、その改定にあわせて作業をしているところです。その進捗といたしましては、上位関連計画の整理や基礎調査を始め、市民対象のアンケート調査を実施したところであり、現在はその分析をしているところであります。今後はそれらの結果を踏まえながら、素案作成に向け検討を重ね、策定は次年度末の予定でございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、砥板芳行君の再質問を許します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) それでは、順を追って再質問を行っていきたいと思います。 再質問なんですけど、1項目の指定管理者制度と2項目めの米原キャンプ場ですね。若干質問の中身が重なりますので、あわせて再質問したいと思いますのでよろしくお願いいたします。 まず、この指定管理者制度、これにつきましては幾つか課題があると思います。実際に契約期間途中での辞退であったり、契約が始まる直前にあっての辞退というのも昨年、またその前にもありました。それよりも、その前の段階、この選定過程に若干ちょっと問題があるんじゃないかなというふうに、我々会派の中では指摘の声が相次いでおりました。ですので、この指定管理者を選定していく過程、また要件等についてお聞きしていきたいと思います。 まず、この指定管理者の応募の資格要件はどうなっているのかお聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 指定管理者制度の目的の1つとして、民間事業者等の専門的な手法や経営ノウハウを活用した住民サービスの向上や経費の節減が上げられることから、公の施設の指定管理者制度運用取扱要領において、応募資格は不当に応募者を限定することにならないよう、施設の性質や目的に応じて必要最小限の内容とすることと定めております。具体的には、原則として石垣市内に主たる事務所等を有する団体であること、指定の取り消しを受けてから5年を経過していないものでないこと、市税等の滞納がないことなどとしております。 なお、石垣市内に主たる事務所を有する団体では、当該施設を管理することが困難な場合などは、石垣市内に支店、または営業所等を有する団体としたり、団体の所在地、要件、辞退をなくしたりすることも可能としているところです。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただいまの答弁なんですけれども、この質問をするに当たって過去もそうなんですが、他自治体の指定管理の要項等、何カ所か確認はしております。これは総務省あたりからも、このような通達が出ているのも存じております。しかしながら、石垣市、離島の都市機能を有する離島として、特殊な条件環境下にあることから、全国一律に右倣えでやるのもどうかなという点も確かにありました。 その点で、先ほども答弁ありましたけども、本市の施設を民間事業者、団体に活用していただくわけですが、できればちょっと地域要件について答弁はありましたけれども、やはり地域要件はしっかり明確にしていくべきじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 地域要件につきましては、現在、石垣市内に主たる事務所を有する団体であることとしておりますが、主たる事務所がなく、本社は沖縄本島とかという場合には、支店を石垣支店、それから石垣営業所等も有する団体としたり、施設によっては団体の所在地要件等をなくしたりすることも可能となっております。しかし、今後はやはり地域優先ということが課題になっておりますので、今後この取り扱いについて見直しを図っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 地域づくり、本市のまちづくりにおいて、やはり協働のまちづくりという観点から、この地域のさまざまな団体事業者、また公益団体等が公共施設の運営を担えるように育てていくということの観点も必要ではないかなと思います。ただ、その団体に任せればいいではなくて、それがまだまだ難しいのかなと思っても、それはもうある程度当局がサポートをしながら、しっかりと運営を担える団体に育てていくという観点も大切ではないかなというふうに思います。 それと、この指定管理が検討委員会で選定をされ、結果が議会に上がって来て、議会で承認をされるわけなんですけれども、この議会に上がってきた段階で、その資料だけを見させてもらうと、この選定された事業者が公共施設の運営を本当に担えるのか、適切に管理運営ができるのか、その能力を有しているのかという部分が、余り判断がしかねると資料になっています。このあたり、やはり選定委員会の段階でしっかりとした判断、調査をしていくべきだと思いますけれども、どのようにその能力を判断をしているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 応募書類として、団体の定款や決算書類、事業計画書等の提出を求めているとともに、応募団体によるプレゼンテーションを行っております。それらの内容を石垣市指定管理者選定委員会において、施設の設置目的が達成できるのか、市民の平等の確保やサービスの向上及び効率的な管理運営が図られるか、事業計画に沿った管理は安定的に行う組織体制や経営能力があるかなどを評価基準として、それに基づき、現在総合的に審査し、指定管理者候補者を選定しているところです。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) この能力なんですけど、今、プレゼンテーションや事業計画書等ということになってはいるんですけれども、その事業計画書、実は私も契約途中で契約を辞退した当時の建設土木委員会におりまして、その資料を見させていただきました。確かに事業計画書をしっかりとつくられているんですけれども、この事業計画書と実態がちょっとかけ離れていた部分がございました。ですので、そのあたりを見極める何らかの措置が必要ではないかなというふうには思います。 ほかの地域、石垣市もそうだと思いますが、応募要件、応募資格については、いろいろ書かれておりまして、その中に地方自治法施行令167条の4第1項第2項等々はあります。けれども、私はその中身も確認はさせてもらいましたが、それよりも公共工事等の入札を業者がしますけれども、この入札参加資格、格付け等のある地方自治法施行令167条の5に準じた資格要件、そういったものをあらかじめ設定しなければならないんじゃないかなというふうに思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 地方自治法施行令第167条の5につきましては、公共工事等に適用される条文だというふうに認識しております。指定管理者制度の目的の一つとして、民間事業者等の専門的な手法や経営ノウハウを活用した住民サービスの向上や経費の節減が上げられますが、そのために一部の施設を除いては競争原理が働くように幅広く公募したほうが望ましいと考えられます。しかしながら、施設の安定的な管理運営が可能な団体であるかを見極める必要もあることから、ほかの自治体等の取り組みや動向等も研究しながら、今後検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) この公共工事等は、もう明確に資格要件に定められて格付けもされています。しかしながら、この指定管理においては、今、そのようなものがないということで、しかし今後、この市の市民の財産である施設を任せるわけですから、その資格要件、応募者にその資格があるのかどうか、この事業者の実績であったり、資本の額、あと経営状況、規模、そういったものがある一定の基準というのは設けたほうがいいのかなというふうには思います。 それと、ほかの自治体の例、これは沖縄市の例でもありました。また総務省の自治行政局長から、平成22年12月28日に出されている文書にも指定管理者が労働法令を遵守するのは当然であるというふうにあります。またほかの自治体も沖縄市もそうなんですが、この事業者が先ほど冒頭の答弁で、米原キャンプ場のこれから運営する会社の体制等も答弁いただきましたが、その事業者の従業員等が労働保険、また社会保険等、それに加入をしていることが条件であるというふうな自治体もあります。 ですので、今後、石垣市が指定管理を任せる業者につきまして、そのような労働保険、社会保険等の加入を義務づけることを検討できるのかどうか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 資格要件及び労働保険、それから社会保険の加入の義務づけでありますが、沖縄市では既に義務づけがされているようでございます。今年度、石垣市において指定管理者候補者の選定を行った4つの施設については、応募要項において、応募資格に労働保険等の加入義務づけを定めておりませんでした。ですので、沖縄市の例も参考にしながら、来年度以降に指定管理者候補を選定する予定の各施設の募集要項においては、各施設の実態等を確認しながら応募資格に記載することを所管課と調整をして、求めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) そのあたりを、整備を進めていただきたいなというふうに思います。 それと今後、重要な点といたしまして、先日報道でも市長のほうが公共工事の契約等について、反社会勢力等の関係というものを厳しくしていくというような報道がございました。当然、この指定管理者制度においても、指定管理を受ける団体等が指定管理として、石垣市の場合はマリンレジャー関係もありますので、そのあたりをしっかり反社会勢力を排除する条項を設けていくべきだと思いますが、現在そういう条項があるのか、なければ条項を加えていくことができるのかどうか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画政策課長、棚原長武君。 ◎企画政策課長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 今年度、指定管理者候補者の選定を行った4つの施設の募集要項のうち、3施設の要項においては、暴力団員による不当な行為の防止に関する法律第2条第2号に掲げる暴力団員でないこと等を定めておりました。また、残りの1施設においても、石垣市産地協議会会員であること等を定めており、暴力団等を排除しているところではございます。なお、今後につきましては、令和元年12月27日付にて、石垣市暴力団排除措置要綱が制定されておりますので、その要綱に沿った対応が必要になってくるものと認識しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) そういった分野、施設の利用で、今後そのような反社会勢力とのかかわりというのも警戒していかないといけないというふうに思います。新聞報道、マスコミ報道にもございました八重山署、宮古島署において、沖縄県警において組織犯罪対策の部署を設けるということになっておりますので、八重山署とも連携を密にしながら、利用状況そういったものをしっかりやっていただきたいというふうに思います。 先ほど、建設部長の答弁では、米原キャンプ場の利用申請、また決済、料金支払い等が、ネット、パソコン、スマートフォン通じて行えるという答弁がございましたけれども、これについてもう少し詳細にご説明をいただけますでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、玉城広文君。 ◎施設管理課長(玉城広文君) 再質問にお答えいたします。 ネット利用者申請の決済について、4月からの指定管理者においては、全国的なインターネットの日本最大のキャンプ場検索予約サイトなっぷというのがありまして、そこに加入して予約受付などのほか、ネット決済も行うと予定としているということであります。そのことによって、利用者は同サイトへパソコンやスマートフォンからアクセスして、フォームに従って簡単に予約できることになります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) このネットを使った予約申請、または支払いができる、大きな前進が見られたと思います。ただ、このようなシステムがあっても、このような形で申請、決済ができますよという告知をしっかりやっていかないと余り意味がないのかなとは思います。ましてやこの米原キャンプ場、観光客も多く、島外の方も市民以外の方も多く利用される場所ですので、飛行機の機内誌だとか、空港、レンタカー会社、ホテル等にこのような形で米原キャンプ場の利用申請、また利用料金の支払いができますという告知をしっかり行っていただきたいというふうに思います。 以上で、指定管理者制度と米原キャンプ場についての再質問を終えます。 続きまして、港湾行政について、再質問を行ってまいります。冒頭、答弁のほうで、昨年12月定例会一般質問で指摘した改善状況について、答弁ございました。なかなか前に進んでいない状況で、私も近くに住んでいるもんですから、常に場所については確認はしておりますけれども、なかなか前に進んでいないなというふうに思っておりました。まず、不法占有している舟、車両等ございますけれども、これは、今、冒頭の答弁で業者と撤去に係る費用等について、今、打ち合わせをやっているというふうにございましたけれども、この撤去に係る費用は当然なんですけれども、この不当に占有していた占有料、昨日の一般質問ではございませんが、不当利得に当たるのではないかと思います。それも悪質な分野に704条、または709条に当たるのではないかなというふうに思うんですけれども、この費用の請求はどうなるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時36分                               再 開 午後 2時36分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 不法占有料とか、損害賠償に係るものでございますけども、移動撤去に係る費用については、かかった費用を原因者への請求をすることとしております。不法占有による損害賠償については、今後、顧問弁護士等とも相談をしながら、対応を検討していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) これから、顧問弁護士に相談をする云々ではなくて、もうこの事態というのは昨年夏から続いているんですよ。これから弁護士に相談というもう段階ではないのかなというふうに思います。また、この一般質問も含めて、その所有者が、今、当局は代執行も視野に検討しているということになれば、移動するかもしれないんですけれども、もう移動してしまって、この占有していた不当利得占有料を、それがもう請求できないという状況もあります。通常であれば、車両等であれば、駐車違反何かと同様にチェーンをかけたりと、税金滞納もそうなんですけれども、持ち逃げされないようにチェーンをかけたりだとかそういうことをするわけなんですけれども、そういったことも含めて厳正に対処するべきじゃないかなと思います。 特に不当に占有していたわけですから、この時期も確認されていますよね。いつごろから占有していて今に至ると、ですから、期間、場所、面積、そういったものはもう把握できているわけですから、少なくとも請求すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時38分                               再 開 午後 2時39分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたけども、移動、または撤去につきましては、石垣市の港湾施設の管理条例の20条での適用が可能と考えておりますけども、民法の適用につきましては、先ほども申し上げましたけども、顧問弁護士と相談しながら適用の対象にしていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ですから、不当に占有されているという事実をしっかり把握してもらいたいと思うんですね。撤去だけではないと思いますよ。こういう状態だと浜崎マリーナで同じようなケースが出てきて、市は半年以上もそのままにしてくれるよと、不当に占有した料金も請求しないよと、もう最後の最後に移動すればいいんじゃないのという判断働きますよ、みんな。これはもう市民、公共の場所ですので、厳格に対処をするべきだというふうに指摘をしておきます。 続きまして、街灯についてなんですが、昨年12月定例会では、今年度中の修繕を行いますという答弁がございましたが、まだ全くされていない状況です。改めまして浜崎マリーナの街灯の数と故障している数を答弁いただきます。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 浜崎マリーナ内に設置されている街灯ですが、単一灯が19基、二股灯が14基、三つまた灯が7基の合計40基となっております。昨年度、点検した時点では、もうほとんどが点灯しておりませんでした。その後、専門の電気事業者に修繕の依頼をしているんですけれども、機具だけの故障、または漏電とか電気系統によるものも多々ございますので、現在、委託でもって調査をしているところです。4月から着手できるように、今、お願いをしているところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 私も昨年、その答弁を聞いたときに、年度末も限られた時間なので、本当にできるのかなというふうに思っていたんですけれども、やはりこういうもの、これからマリンレジャーシーズンも始まります。早期に改善をしていただきたいと。また、修繕をする計画があるのであれば、しっかり期限を定めていついつまでにというふうに取り組んでいただきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩させてください。                               休 憩 午後 2時42分             〔東日本大震災慰霊にかかる黙祷等〕                               再 開 午後 2時48分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 砥板芳行君からの質問を許します。 ◆19番(砥板芳行君) それと、浜崎マリーナにおいては、最近舟の備品等が、盗難が相次いでいるということで、防犯カメラの設置が必要ではないかというふうに提案いたしました。ご存じのとおり、浜崎マリーナは海上保安部、または税関等も含めて大変重要な場所にもなっております。また、多くの市民があの場所で釣りをしたり、夜間も含めて昼夜問わず釣りなどをされている方も非常に多くいらっしゃいます。そういった観点から防犯カメラ、これは設置が必要ではないかと思いますけれども、整備についてはいかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 浜崎マリーナへの防犯カメラの設置についてでございますけれども、防犯カメラの設置につきましては、設置費用が高額になるということもございます。また、監視する人員配置なども課題が多いことなどから検討を要しますけれども、まずは街灯の修理などをし、出入り口の管理なども含めて、あわせて検討はしてきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) これ大変重要なものだと思います。実際にもう現在運用している例えば防災危機管理室あたりと連携しながら、早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。 それと、この浜崎マリーナにおいて、先ほどに若干戻りますけれども、不当に占有している車両等があって、これについては何台か撤去をされているということなんですけれども、最近新手の不当占有が起きていると思いますが、その実態を把握されているのかどうか、お聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 パトロール等で何度か巡回しているんですけれども、それらしきというものは何台かございます。ただ、現段階では違法に占有しているというまでは確定できてはおりませんけれども、今後監視を続けて、そうだと判断した場合は厳正に対処していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) この新手の者につきまして、課長は言及をしておりませんが、質問通りの段階では認識は一致しているかと思います。具体的に申し上げますと、以前は公共用地に廃車を置いて、それを倉庫がわりに使っていた。これについては撤去をされたということなんですが、新手の違法駐車は、ナンバーはついているんですよ。一見、マリーナ利用者が一時的に車をとめてあるかのように見せているんですけれども、車検を見るともう数年前に切れているんですね。車が場所を移動しながら、倉庫がわりに使われているという実態があります。ですので、そういったものはこれはもう警察としっかり連携して、対処をしていただきたいと思います。車検切れているわけですから、それを動かし動かしでごまかしているわけですから、それはもうしっかり対処すべきだというふうに思います。 また、浜崎マリーナは管理する建物にトイレ棟があるんですけども、ダイビング業者、マリン業者がよく使われるフィッシャリーナ側、あのあたりトイレがないんですよ。なので、今、観光客がダイビングのお客さんとかマリン業者も含めて、堂々と公共用地で用を足されています。ですので、今後、トイレの増設等もぜひ検討していただきたいなというふうに思います。 次に、浜崎緑地公園の管理体制、現状をお聞きいたします。 浜崎緑地公園なんですが、この公園はいわゆる都市公園法に基づく公園なのかどうか、どういう種別、種類の公園なのか、お聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 浜崎緑地公園は、港湾法上の港湾環境整備施設となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 公安関連の施設ということで、いわゆる住区基幹公園等ではないということですね。そこの公園、芝生面を雑草が稲科の植物がほとんど覆っていて、年間とおしてなかなか使用できないような状況です。どのような状況かというと、収穫前の稲穂が田んぼのようになっています。ですので、立ち入るのがなかなかもう難しい状況。あれはもう当初やったら芝生じゃないと思います。既にもうその雑草が覆いつくしてしまっている状況だと思うんですが、それの入れかえですね。抜本的にちょっとこれはやりかえないといけないんじゃないかと。あわせて、その植物、港湾ターミナルの前にも、また周辺の道路の植栽マスにも大変生い茂っています。ですので、周辺を含めた対応策が必要になるかと思いますが、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 浜崎緑地公園につきましては、先ほど指摘がございましたけども、植栽、あるいは緑化がより望ましいか検討しまして、適切な維持管理に努めていきたいと考えております。また、公園周辺、あるいは港湾道路植樹マスにつきましても、除草作業や清掃などの回数をふやすなど、適切な維持管理に努めていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) せっかく整備された公園なのにかかわらず、利用できる状況にないというのは非常にもったいないです。ぜひ、適切に対処をお願いします。 また、公園の管理等については、全国的には指定管理者制度も含め、またネーミングライツ等もあって、年間の維持管理費を補填していくというやり方もございます。そういったものを検討できるのかどうか、実際に浜崎緑地公園の年間の維持費はどれぐらいかかっているのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 浜崎緑地公園の年間維持管理費につきましては、トイレの清掃あるいは作業員の除草費用など合わせまして、年間約53万円でございます。 また、ネーミングライツ等の指定管理等の導入につきましては、これまで応募はしておりませんけども、希望者もございませんが、現状を確認した上でどのような条件を整備すればネーミングライツができるのか、検討はしてきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ぜひ、取り組んでいただきたいと思います。 次に、新港地区CIQ施設整備計画について再質問を行います。 このCIQ施設、補正予算でも予算が上程をされております。直接私は委員会が違いますので、中身については詳細な説明は受けてはいないんですけれども、予算だけを見るとかなりの大きな規模の施設整備になるんではないかというふうに思いますが、まずはこのCIQ施設なんですが、供用開始時期をいつに設定をされているのでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 CIQ施設の供用開始時期についてでございますが、第1バースの供用開始時期が令和3年の春を予定しております。それにあわせまして、供用開始をできるよう取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 令和3年春とういことですので、ほぼ1年後ですので、これだけの大きな施設整備、建築も含めて、工期1年で完成をさせるとなると、かなり特殊なものになってくるのかなと思うんですけれども、これだけの大きな施設をどのような発注形態を検討するのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 CIQ施設の発注形態についてでございますが、技術評価や価格評価を総合的に判断する総合評価落札方式を検討しているところです。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 総合評価落札方式、本市が発注する公共工事では余り聞きなれない方式ではないかなというふうに思います。通常の一般競争入札、指名競争入札ではないということですが、なぜそのような方式を導入しているのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 本工事につきましては、新港バース完成にあわせて、極めて限られた期間内での工事完成を目指すことから、設計、施工一体発注が有効と考えております。また、本市が必要とする施設水準について、施工技術、価格においても本市にとって最も有利な申し込みをする事業者を選定する必要があり、技術提案、あるいは入札価格を合わせた総合評価方式を採用することが有利と考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただいまご答弁いただきましたけれども、そのような発注形態、これは地元業者、地域要件はあるのかどうか、ちょっとお聞きいたします。地元業者を限定とするのか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 今回のものにつきましては、地元業者も公募できるような要件になってございます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 地元業者もということは、地域要件が特に設定されているわけではないということですね。なので、例えば島外ゼネコン等も特A業者も参入できるということなんですね。これについては、しっかり地元業界団体等ともすり合わせをしながら、極力地元事業者で受注ができるような説明会、意見交換はしっかり行っていただきたいと思います。 それと、この10億を超える大きな事業なんですが、この財源はどのようになっているのかお聞きいたします。 済みません。財源とこの償還の財源もあわせてお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 整備計画については、起債事業で考えております。その財源の確保ですが、岸壁の使用料を徴収することを検討しておりまして、そのクルーズ船を実際に受け入れしている自治体ともいろいろ意見交換をしております。今後、クルーズ船に特化した岸壁使用料というのを設定し、償還計画の財源にしたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。
    ◆19番(砥板芳行君) 起債事業ということですので、この償還財源しっかり事業者、または建設土木委員会で、以前博多港のクルーズ船のCIQ施設見に行きました。そこでも説明を受けたんですが、ほかの事例もしっかり踏まえながら、市の負担にならないような収支計画をつくっていただきたいというふうに思います。 このクルーズ船への対応に移りますが、今、CIQ施設も含めて、これだけの大きな事業をスタートするんですが、ここに来てちょっと赤信号がともっているのかなと。新型コロナウイルスの影響で、今、クルーズ船がキャンセルされていて、再開の見通しが全くたっていない状況でございます。これについては、政府、関係機関と対応しながらということなんですけれども、まず、今、市内の事業所からクルーズ船が全く入って来ない状況、ほかのクールでの観光客もそうなんですけれども、入って来ない状況で、これまで当たり前に来ていて、経済活動の前提とされていたクルーズ船が来なくなった。この経済的損失はかなりあると思うんですが、どれぐらいか把握しているでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 クルーズ船のキャンセルによる損失ということでございます。本年2月、3月のキャンセル数は、合計すれば43回となっております。現時点での経済的損失ということですけれども、具体的な数値はまだ把握できておりません。また、新型コロナウイルス感染終息が予測できない現状で、今後の見通しも立てづらい状況であります。今後も関係部署などと連携しながら、実態の把握に努めてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 具体的な数値は把握をしていないということなんですが、行政当局ですので、確実な数字でなければなかなか答弁できないというところもあると思います。ですので、ちょっと私なりに試算してみました。これは沖縄県の文化観光スポーツ部が出している令和元年度ビジット沖縄計画で、クルーズ船の観光客、クルーズ船で来るお客さんの消費額が、1人2万8,300円という数字が、平成30年度の実績が出ております。石垣に寄港回数が非常に多いのがスタークルーズのアクエリアス号なんですけれども、アクエリアス号の旅客定員が2,100名となっています。先ほどの沖縄県文化観光スポーツ部のビジット沖縄計画は、乗客とまたそれに含め乗員も合わせた消費額となっているようです。ですので、クルーズ船のアクエリアスの旅客2,100名には、乗員は含まれていません。ですので、当然、定員に対して7割かもしれませんし、2,100名の規模が小さい舟もありますし、最近ではアクエリアスよりも大きい舟もある。これをアクエリアス号と仮定をした上で試算をすると、2,100名の43回で、9万300名がキャンセルになったと。先ほどの消費額の2万8,300円を足すと、25.5億円、もう既に25億円余りの経済的損失が出ているということになります。これが見通しが全くつかない状況なんで、いつ再開できるかわからない状況なんですけれども、令和元年度の入港実績が本市においては148隻になります。この状態がしばらく続けば、148隻で試算をすると、約90億円の経済的な損失がなるということになります。ですので、再開をさせろということではなくて、今、業界はこのような状況になっている本市の経済もこのような損失を被っている状況にあるので、それに対して何らかのやはり対応策を、今後、県・国とも連携しながらやっていかないといけないのかなというふうに思います。 そして、この新型コロナウイルスが終息をして、世界的にこれに対処するワクチンもできて、これに対処できる体制が整えば、クルーズ船にまたお越しいただくということが重要でございます。先ほどこれだけかけて施設をつくるわけですから、施設をつくってももうクルーズ船が来なくなったでは、本当にもう話になりませんので、再開をできることを前提に政府関係機関との連携も必要なんですけれども、船会社との連携、代理店との情報交換等が、今は必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 現在、状況が日々変化しております。感染拡大に伴い、各国の対応の変化もしている中で、船社とは常にオペレーションの段階で情報交換を図るよう努力をしております。困難な状況をともに乗り越えるためにも、船社と常に情報を交換し、良好な関係を維持していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) それにあわせて、これまで以上にポートセールスに取り組んでいかなければならないと思うんですが、このポートセールスに対する取り組みについても、あわせてお聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 ポートセールスについての取り組みでございますけども、クルーズ船社からは日ごろより本市への寄港については、よい評価をいただいております。本市としましても、新型コロナウイルス感染が早期に終息することを願いまして、施設整備など受け入れ態勢も整えながら、引き続き積極的な誘致に取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 全世界に広がっているコロナウイルスであります。人類の英知を結集してこのコロナウイルスに対処をして、以前のように多くの観光客が自由に訪れることができる環境づくりを、これから備えていただきたいというふうに思います。 それでは、港湾行政についての再質問は終わらせていただきます。 次に、都市計画の再質問に移らせていただきます。本市における住宅を建築する環境が非常に厳しいということについては、これまで何度か一般質問で取り上げて指摘をしてまいりました。しかしながら、本市の抜本的な対応というものがなかなか見られないなというふうに思います。これ担当課だけではなくて、非常に政策的なものもかかわってまいります。いろんな分野にかかわります。ですので、全庁を上げて取り組んでいただきたいと思いますけれども、まずは再度確認をする上で、現状について答弁いただきたいと思います。 まず、全国、沖縄県の持ち家住宅比率は幾つになっているのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 砥板芳行議員の再質問について、お答えいたします。 平成30年の総務省の調べによりますと、全国の平均持ち家率は61.2%であります。また平成29年度の統計内訳によりますと、沖縄県の持ち家率は44.3%となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) では、全国の持ち家率、全国は61.2%なんですが、沖縄県の持ち家率は最低の東京に次いで2番目の44.3%なんですけれども、本市の持ち家率は幾らになっているでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 本市の直近の持ち家率は、平成29年度統計石垣によりますと43.8%でございます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) これ石垣市都市建設課が出している石垣市住生活基本計画、平成25年に発行されておりますけれども、こちらにも現状と課題の中で、石垣市の住宅は非常に低いというふうにあります。また、持ち家は平成7年の53.5%から平成22年には46.5%まで減少していると、一方、民営の借家、アパート、マンション、平成7年の31.4%から平成22年39.7%と増加している。この借家の割合も沖縄県の40.2%、石垣市で39.7%と一緒なんですよ。 それと、沖縄振興開発金融公庫が出しているこの資料は、以前もやりましたけれども、石垣市のこれ平成25年ですから、その後があります。平成25年の持ち家のこれは着工数の推移です。平成25年石垣市180戸、26年124戸、平成27年106戸、28年105、平成29年79戸と半減以下、一方で借家、平成25年254戸、27年459戸、平成28年805戸、平成29年573戸、こちら倍増しています。ですから、民間の賃貸アパート、マンションがどんどんふえていく一方で、戸建ての住宅がどんどんもう半減していっているという状況になります。 本市は、沖縄県で竹富町に次ぐ行政面積を有しております。にもかかわらず、沖縄本島の浦添市、沖縄市とほぼ同等の持ち家率なんですよ。これは非常に問題だと思います。 また、これには本市の地価も推移というものもかかわってきているのかなというふうに思うんですが、今、本市の地価はどのような推移になっているのか、お聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 国土交通省の発表する基準地価の地点別データに基づき集計、算出された資料によりますと、本市の直近、これ昨年になります基準地価の変動率は、プラス4.9%となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 地価のほうも、全体的に値上がりをしていっているということです。 石垣市の状況を申し上げますと、今、石垣市では売買する土地ももう非常に限られてきていてない。それ以外の場所は農振がかかっていて、それ以上市街地を拡大することができないという状況です。これはもう政策的にどうにかしていかなければなりません。 先ほど、東日本大震災の黙祷をいたしました。昨年、総務財政委員会は岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市を総務財政委員会で訪問をいたしました。陸前高田市、海抜の低い地域はもうまっさらになっております。町ごと高台に移っています。気仙沼市もある町一帯が更地になっております。 石垣島は、過去に何度も明和大津波を始め、過去に何度も300年、500年周期で津波に襲来されているという実績もあります。あの陸前高田市の私たちが見たあの状況を石垣市に置きかえると、産業道路から下、全て更地になるような状態でした。このような状況ですので、防災の観点からも高台のほうに緩やかに市街地化を形成していく必要があると思います。 この件につきましては、政策的な点が非常に大きいですので、副市長に答弁していただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 副市長、川満誠一君。 ◎副市長(川満誠一君) 砥板議員の再質問にお答えいたします。 ご指摘については、非常に同感と申しますか、政策の課題を正鵠を射ていると思います。そして、石垣市のご指摘の点がそうであるんですけど、どのように進めるかということにつきましては、建設部長も答弁申し上げましたとおり、都市計画マスタープランを見直ししておりまして、石垣市の短期、それから中長期のまちづくりをどうするかということをまずは整えて、それで、今、ご指摘の市街地の適正な拡大については必要だと思います。 現在、農業振興地域との兼ね合いが非常に政策的に難しいところがあるわけですけれども、これはもともとは石垣市の乱開発をとめるために、その当時としては非常に正しい判断だったと思いますが、時代が下って今現在のような状況になってくると、良好な住宅地の供給であるとか、中長期にわたってはご指摘のように徐々に高台に市街地を穏当に広げていって、それで学校の環境であるとか、商業地等の配置であるとか、全体について最適配分を目指していく必要があると考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ちょっと時間が限られておりますので、立地適正化計画、都市計画マスタープラン等、これからの石垣市のまちづくり、市役所も移転いたします。大きな分岐点に来ております。そこで、しっかりと今後の石垣市のまちづくり、防災減災の観点からも強いまちづくりへの大きな方向性を都市計画マスタープラン、立地適正化計画も含めて示していただきたいというふうに思います。 以上で、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 以上で、砥板芳行君の質問を終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時21分                               再 開 午後 3時33分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 次の質問者、東内原とも子さんの質問を許します。東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 皆さん、こんにちは。 本日、最後の一般質問となります。9年前のきょう、3月11日東日本大震災は起きました。あの日に招いた自然災害への痛憤を呼び起こし、防災への意識を高める1日にしたいと思います。 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染拡大を防ぐため、東京都内で予定していた政府主催の東日本大震災の追悼式は中止となりました。しかし、私たちは先ほど黙祷し、追悼の意をささげました。震災でご家族や友人をなくされた方々の1日でも早い心の復興を願います。 それでは、過日通告いたしました質問要旨を述べ、私の質問に入らせていただきます。 1、子育て支援について。本市においても、就労形態の多様化は、女性の社会進出に伴い、保育ニーズは年々増大しています。しかし、教育、保育のサービスニーズが高まる中、保育士を始めとした人材確保が課題です。子育て支援ニーズに対応していく土曜日保育の石垣市の現状について、病後児保育の取り組みについてお伺いいたします。 次に、乳幼児健診について。乳幼児健康診査は全ての子どもが身体的、精神的及び社会的に最適な成長発達を遂げる助けとなることにあります。みずからは継続的な経過観察ができない場合でも、医師が保健機関や関係機関で相談を進めることで、親はより安心して子育て支援を受け入れることができます。このように、子育て支援として乳幼児健診で医師が果たす役割は大きい中、一時医療を受け入れている八重山病院の医師が、乳幼児健診時には姿が見えないと親たちから不安の声が上がっております。 そこで、本市で行われる乳幼児健診における八重山病院医師派遣の状況について、お聞かせください。 次に、消防団の充実強化について。消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図るため、市長の施政方針の中から、1、消防団の処遇改善の取り組みについて。2、防災士要請の取り組みについて。3、白保地区の消防団拠点施設の整備について、お聞かせください。 次に、防災教育について。自然災害が激甚化、頻発する中で、防災教育の必要性が高まってきております。防災教育の概念は時代とともに変化してきていて、学校現場においては避難訓練などの単発的な活動という形が長年主流だったものが、近年では防災をより幅広く捉える傾向になっております。昨今、災害が相次ぐ中で、災害危険を理解しいかに備え、命を守れるかを教える学校の使命は大きく、多面的な防災教育の重要性がますます高まっております。 そこで、石垣市の学校防災教育の取り組みについての現状と課題について、お伺いいたします。 以上、質問要旨を述べさせていただきました。再質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 東内原とも子議員の子育て支援についてのご質問に、順を追ってお答えをいたします。 1点目、土曜日保育の石垣市の現状につきましては、平成30年度実施をいたしました子育て支援事業計画策定に係るニーズ調査の結果において、土曜保育の利用規模が約7割に上る状況となっていることを受け、これまで隔週ごとに実施をしておりました土曜1日保育を、平成31年4月から公立保育所、公立こども園において毎週実施をしております。認可保育所等におきましては、土曜保育を毎週実施している園は、現在2園となっており、その他の園につきましては、隔週ごとで土曜1日保育を実施しております。市といたしましては、保護者のニーズを踏まえまして、特定教育・保育に要する費用の額の算定に関する基準に基づきまして、市内保育所、認可保育所等へ、令和2年度4月から毎週土曜1日保育の実施をお願いしているところでございます。 次に、病後児保育の取り組みについてお答えをいたします。 病児・病後児保育事業とは、地域子ども・子育て支援事業の一つとして位置づけられており、病児対応型、病後児対応型等、複数の事業類型がございます。議員ご質問の病後児保育につきましては、病後児対応型といたしまして、児童が病気の回復期にあり、かつ集団保育が困難な期間において、当該児童を病院、診療所、保育所等に付設された専用スペース、または本事業のための専用施設で一時的に保育する事業となっております。一方、病児対応型は児童が病気の回復期に至らない場合、かつ当面の症状の急変が認められない場合において、当該児童を病後児対応型と同様に専用施設で一時的に保育する事業となっており、県内におきましては、小児科医の在籍する病院等において、実施されている状況となっております。 本市の病児・病後児保育への取り組みにつきましては、これまでファミリーサポートセンター事業の中で、病児緊急対応強化事業として対応しているところでございます。 令和2年度から始まる第2期石垣市子ども・子育て支援事業計画期間内に、病児・病後児保育事業の確保の方策といたしまして、ファミリーサポートセンター事業に加え、専門職の人員配置や実施場所等を検討し、病後児保育施設の開設に向け取り組みを進めてまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 東内原とも子議員の2項目め、石垣市乳幼児健診における八重山病院医師派遣についてお答えいたします。県立八重山病院は、八重山圏域の中核病院として、長年にわたり多くの市民の健康と命を守ってきました。特に昭和50年から実施されております乳幼児の健康の保持・増進を目的とした乳幼児健康診査につきましては、県立八重山病院小児科医の協力のもとに実施されてきた経緯がございます。しかし、平成30年度におきましては、保護者が参加しやすい健診の実施に向けまして、実施日を休日へ変更するよう調整してきたところ、8月以降に八重山病院の小児科医の派遣が難しい状況となりましたが、島内外のほかの小児科医の派遣により対応することができました。 現在、本市では、乳幼児健康診査事業を沖縄県小児保険協会へ委託しており、小児科医の派遣につきましては、沖縄県小児保健協会が島内外の小児科医と調整をして、医師を派遣していただいております。県立八重山病院の小児科医の協力もいただきながら、乳幼児健康診査は円滑に実施されているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 東内原とも子議員の3項目め、消防団の充実強化についてお答えします。 1点目、消防団の処遇改善の取り組みについてお答えします。今年度は、石垣市消防団の定員、任免、給与等に関する条例の一部を改正し、費用弁償の規定に、会議1回につき3,000円及びその他広報活動等1回につき1,000円を追加し、処遇の改善を図ってまいります。 2点目、防災士養成の取り組みについて、お答えします。令和2年度に防災士研修講座の市内開催を誘致し、地域の中核である消防団員及び自主防災組織会員等へ受講料の補助を行い、受講しやすい環境を整えることで、多くの防災士を養成し、地域防災力の向上を図ってまいります。 3点目、白保地区の消防団拠点施設の整備についてお答えします。令和元年6月定例会で、東内原議員から質問がございましたが、本市は離島地域で他市町村からの迅速な応援を受けることが困難であり、消防力の強化が強く望まれることから、地域の中核となる消防団の充実強化を図るため、令和2年度に消防団拠点施設を白保地区に整備し、地域消防防災体制の強化を図ってまいります。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 東内原とも子議員の4項目め、石垣市の学校防災教育の現状と課題について、お答えいたします。市内の各小中学校では、事件、事故、自然災害など、発生時における児童生徒の安全の確保を図るために、危機管理マニュアルを作成しております。また、このマニュアルに沿って、地震や津波、火災、不審者を想定した避難訓練を実施しております。そのほかの防災教育としては、特別活動の中で防災教育を行っているほか、朝の会や帰りの会の中でも防災にかかわる指導を行っております。これらの防災教育を通して、危機管理マニュアルと実態の合わない部分や、避難訓練のマンネリ化による防災意識の希薄化などの課題が見られます。今後も浮かび上がった課題の解決や危機管理マニュアルの見直しを図りながら、学校現場での防災教育に努めてまいります。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き、東内原とも子さんの再質問を許します。東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 再質問は順を追ってしていきたいと思います。 まず、子育て支援のほうからお願いいたします。冒頭答弁で、土曜日保育の利用希望が、約7割にも上るニーズ調査結果となっている。その要因や調査から見えてきた子育てを取り巻く現状をどのように捉えているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 子育て支援課長、伊盛加寿美さん。 ◎子育て支援課長(伊盛加寿美君) 再質問にお答えいたします。 土曜日の保育利用につきましては、平成30年実施したしましたニーズ調査により、利用希望が平成25年の前回同調査より15ポイント伸びており、7割弱の利用希望となっております。その要因といたしましては、3つあると考えております。 1つ目は、就労率の向上であります。調査結果に基づくと、就学前児童の母親、父親ともに就労率が前回調査に対しポイントが伸びており、母親84.5%、父親97.7%となっております。 2つ目、本市の特徴として、年齢別に見る女性の就業状況において、30代から70代までの一貫して全国、沖縄県を上回る就労状況となっており、好調な経済状況を背景に、長く働き続けることができる社会となっていると考えております。 3つ目、住民基本台帳、人口移動詳細表において、人口増加数を上回る世帯数の増加が見られることから、核家族化が進んでいる状況となっていると考えております。 以上のことから、本市においても、全国と同じように核家族化が進む中、保育を必要とする保護者の増加及び祖父母の就労状況等により、今後ますます土曜1日保育や病後児保育など、保育サービスの充実が求められていくものと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 細やかな丁寧なご答弁をいただきましてありがとうございます。 確かに、就労率が上がっているということをご答弁でよくわかりました。そういう中で、教育・保育のサービスニーズはもちろん高まると予想されます。そういうところの中で、一番の課題は保育人材確保だと私はもう認識しています。 現在の認可園等の保育体制の中、土曜1日保育へ取り組むことが困難な園もあるかと思いますが、市として土曜1日保育の取り組みをお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 議員ご指摘のとおり、保育人材確保は本市が取り組みを進めております保育サービスの拡大、質の向上・充実において、大変重要だと認識をしております。保育士等を十分に確保することにより、保護者ニーズに応えるとともに、各園の保育士の働く環境の向上につながっていくものだというふうに考えております。 土曜1日保育は、特定教育保育等に要する費用の額の算定に関する基準によりまして、週6日、1日11時間の開所が前提とされております。公立の保育所等における土曜1日保育の実施方法は、保護者へお配りをいたしておりますこども園・保育所のしおり等において、土曜日の保育を希望される方は、毎週水曜日までに利用確認書の提出をお願いし、利用確認書の提出があった方を対象といたしまして、実施しているところでございます。 また、土曜日出勤の保育士につきましては、週内の平日に休みをとることとし、週休2日となるようシフト調整を行っております。 一方で、家庭保育につきましては、乳幼児のお子様の発達期において、家庭でご家族と一緒に過ごす時間はとても重要でございます。また、情緒の安定や信頼感の形成など、健やかな成長につながるものと考えております。また、保育士の働く環境の充実が図られることにより、質の向上にもつながると考えております。このため、保育所等のしおりにおいて、土曜日の家庭保育についてのご協力のお願いの文書を掲載をしているところでございます。保護者の皆様にはご理解をいただき、土曜日などお仕事がお休みの日は、できるだけお子様と一緒に過ごしていただきたいというふうにも考えております。 市といたしましては、今後も保護者のニーズに応え、保育士の働く環境を整えるため、保育士確保に向け離島保育士確保総合対策事業などを活用いたしまして、事業者と連携をし、保育士確保の充実強化に向け取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 私はこの質問に当たりまして、保育士の立場、そして保護者からの声、それをお聞きして、土曜日保育をどのように考えているのかということをお聞きしたくて、この質問に立たせていただきました。 ご答弁にありましたように、やはり乳幼児のお子様の発達期においては、家庭でご家族と一緒に過ごす時間はとても重要、これは私も本当に認識しております。大事なことです。三つ子の魂百までと言われていますので、そこのところから情緒の安定や信頼関係の形成など、健やかな成長につながるものと考えております。そういうところから、保護者にお願いしたところもありますけども、保育士のほうからは土曜日保育をすることによって、私たちだって子どもたちがいますと、そういう子どもたちはじゃあどうなるの、私たちが土曜日仕事をすることによって、家族で過ごしてほしいという思いは私たちの保育士の中にあるのに、自分の子どもはどうすればいいのという不安があって、その土曜日保育のことについて少し相談がありました。でも、社会ニーズを考えると、やはり子育て支援という立場からは、土曜日保育もやはりニーズに応えていくべきだなということを改めて認識しております。 しかし、その保育士たちのやはり働くよりよい環境というのは、魅力ある環境としてやっぱり保護者との信頼関係も含め、これは事業所たちが考えていく必要もあるのかなと思います。土曜保育に取り組んでいただきたいと私は思いますけども、やはり現場、教育、保育におけるいろんな課題もあると思いますので、それもまたお聞き取りしながら、保護者とのそして保育士との信頼関係を築きながら実践していただければと思います。 じゃあ、次に、病児保育についてお伺いしたいと思います。病後児保育です。 病児・病後児保育は、沖縄県で11市のうち石垣市だけがまだ実施しておりません。そういう中で、やはり先ほども申しました社会ニーズがあるということと、私が現場にいたときに、やはり仕事をしていて二、三日休んでくると、職場に迷惑がかかるからどうにか預かってほしいと、しかし熱は下がっているけど、まだ病院の先生たちから許可が下りないとそういう不安もあって、なかなかそういうところに至らなかったということがありました。しかし今回、市長の施政方針の中に、病後児保育の対応があるということをお聞きして、質問させていただきました。 病後児対応型への取り組みについては、事業期間内に進めるということですが、対象児童、対象病などがわかれば、石垣市が目指している病後児対応型について教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 本市におきましては、共働き世帯の増加や核家族化を背景といたしまして、病児保育の利用以降は4割弱の保護者が利用を希望している状況となっております。また、利用希望者が希望している事業形態は、小児科に併設した施設で、子どもを保育する事業の割合が9割弱と突出して高い状況となっております。このため、市としましてはこれまで県立八重山病院にて院内保育所設置の際に、県へ病児・病後児保育の地域枠の設置を要請してきたところでございます。市としましては、今後も引き続き、本市が抱える現状と課題を県へ訴えるとともに、高い利用者ニーズを踏まえ、令和2年度から施行の第2期石垣市子育て支援事業計画中に、病児・病後児保育事業に取り組むとしているところでございます。 なお、開設に当たりましては、病児対応型、病後児保育の一般的な対応といたしまして、対象児童は生後6カ月から小学校6年生まで、病気の回復期であること、病院受診が済んでいることとしており、対象疾患は風邪など日常的にかかる疾患、また風疹、水ぼうそう等、伝染病の疾患の場合、かかりつけの医師が感染の心配はないが、保育園等の集団生活は難しいと判断したときなどを考えております。具体的な実施場所や運営等につきましては、令和2年度より県内他市等を調査研究をし、本市の関係機関とも意見交換を行い、実施に向け取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 事業期間というのは、第2期石垣市子ども・子育て支援事業計画の令和2年から令和6年度とありますけど、その期間内ということでいいですよね。はい、ありがとうございます。 この島で産み育てたいということは、どの親も誰もがどの親にしても思うことだと私は思います。生まれど宝、ふぁーまー元気、ゆいで子育て、大好きな理念です。子どもたちはやはり家庭で、情緒安定に育てられることが望ましいではありますけども、その子育て支援に向けて、いろんな課題とか、いろんなことがあります。そこで、やはり子育て支援するのには家庭、そして地域、企業、事業所など、また教育、保育サービスをする事業所、保育園とか、行政、それぞれの役割の中で、子ども・子育てに優しいまちづくりができると思います。自分の子どもも、人の他人の子どもも自分の子どものように見守り、かかわっていただけるそういう石垣島の優しい子育てづくりを、まちづくりをしていけたらと思います。子育て支援については、これで再質問は終わらせていただきます。ありがとうございます。 続きまして、八重山病院の小児科の派遣が難しくなった原因を、再質問のほうに移りたいと思います。子育ての中で、健診を親たちが行きやすい実施日を休日へ変更したということで、なかなかそこに病院の先生が行きづらくなったというか、そういう難しくなったということを答弁でお聞きしました。その八重山病院の小児科医の派遣が、やはり難しくなった原因をお聞きしたいなと思います。お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 健康福祉センター所長、佐藤 隆君。 ◎健康福祉センター所長(佐藤隆君) 東内原とも子議員の再質問にお答えします。 八重山病院の小児科の派遣が難しくなった原因については、その当時の八重山病院の回答では、小児科医師の勤務時間の過重な負担と労基法との関連で、医師の派遣が難しいとのことでした。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) それに関連して、また来年度4月から八重山病院の小児科医が不在ということを少しお聞きしました。その不安が親たちの中から聞こえています。その不在と聞いている状況、どういうふうになっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 健康福祉センター所長、佐藤 隆君。 ◎健康福祉センター所長(佐藤隆君) 再質問にお答えします。 県立八重山病院小児科医は、現在4名で診療を行っております。今月23日で2名の医師が退職を予定していることから、今月23日から31日までの間、小児科外来の休診を予定していますとホームページ上でのお知らせがありました。その後、八重山病院に問い合わせたところ、令和2年4月からは、小児科外来での診療を再開するとのことであります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 先ほど、2つの答弁を聞いていますと、やはり人材不足の関連もあるのかなと。今は若い医師が育っているということをお聞きしております。それでは、その継続的な医師確保というのはどうなっているのか、できているのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 健康福祉センター所長、佐藤 隆君。 ◎健康福祉センター所長(佐藤隆君) 再質問にお答えします。 本市の乳幼児健診は、沖縄県小児保健協会に委託しており、島内外の小児科医師を安定的に派遣していただいております。 なお、令和2年度の乳幼児健診につきましても、予定通り実施してまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 私がこの質問に至ったのは、やはり八重山病院の小児科医の先生が不在となってくると、これは石垣島で産み育てたいと思う親が産婦人科と連携して小児科医はあるので、そうなってくると不安になるということも含め、健診などでやっぱり受けられないというのは、やはり不安になるという声があって、そういう質問にさせていただきました。 私がこの八重山病院の役割というか、そういうのは、八重山群民の生命と健康を守る役割があると思うんですね。しかし、慢性的な医師・看護師不足から抜け出せないといういろんな情報をお聞きしております。その原因の一つにいろいろあるだろうけど、私は子育ての問題もあるんじゃないかなと思います。それは医療従事者の離職防止や早期復帰をしてもらうためには、院内保育所の設置も抜本的な対策になるのではないかと、私は思うんですけども、医師確保の面からと所管になる子育て支援のほうに八重山病院の院内保育園の設置について、ご意見、見解をちょっとお願いしたいなと思います。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 先ほども答弁をいたしましたけれども、八重山病院の院内保育についてでございますが、安心して子育て支援、あるいは仕事の両立を図るということを目的に、私たちは平成29年から県立八重山病院内における院内保育の病後児保育の地域枠受け入れの確保について、要請を行ってきているところでございます。 今般、ただいま議員のほうから院内保育の必要性についてということでご質問でございますが、本市の医療体制の確保の取り組みとあわせまして、病院内に保育施設を設置することは、本市の子育て支援の充実につながるとともに、私たちがこれまで県に求めてまいりました八重山病院内における病後児の保育にもつながっていくものだというふうに考えます。このため、県において、医療体制の確保、充実を図る上で、院内保育の重要性はあるというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 医療従事者の中で、今回保育園に入れなかったということで相談を受けました。しかも、それが産婦人科医の女医で、今回石垣に赴任が決まったんですけど、申し込んだところなかなか入れないと。しかし、子育てをするのには自分1人ではできないから、1人だと行かれない。自分の主人も一緒だと八重山に行きたいということで県のほうに申し出たところ、それが受け入れできて、ご夫婦2人で八重山病院の産婦人科医として派遣することに決まりました。しかし、その医師の話では、県のほうから派遣していくのに、石垣市のほうでは保育園に入れなくてどうすればいいかと、一度は取りやめようとも考えていましたということで、お話があったんですけど、やはり市の支援課のほうでは基準とかあり、それが医員枠という枠があるわけではない。そういうことからして、自分の希望する保育園、あいている枠はあるんですけども、そこの枠じゃなくて医師が希望する園に入れないということで凄く悩んでいました。しかし、八重山病院と提携をして技術のある保育園が小規模で見てくれるところはあるんですけども、やはり医師というのは手術があったり、緊急があったりということで、なかなかその対応は難しい。そういうことも含めて、やはり院内で見てくれることは、医療従事者が安心して働ける環境になるのかなと私は思います。 厚生労働省のほうからも医院内保育所の推薦についてということで、県のほうに都道府県のほうにこういった資料を送っているんですよね。それで、特に女性の医師が働きやすい環境の整備の推進についてということで、要請の推進の文書を送っています。県のほうにも実際それがいっていると私は思うんです。 やはり5年前にも、院長先生のほうから院内保育所を設置しますということを講演会の中でお聞きしました。それもなかなかできていない。やはりこれは県のほうに医療従事者が安心して、医療に従事できる環境づくりとしては、これはぜひ取り組んでいただきたいなと私は強く思います。 実際、薬剤師のほうも転勤してきた方がいて、その方が「なかなか保育園に入れない、八重山病院の中にあると助かるね」という声も聞きましたので、ぜひそれは医療従事者の確保に向けても福祉センターを兼ねて、そして子育て支援の未来局も連携をとりながら、ぜひ県のほうにお願いしていただきたいなと私は思います。 以上です。 それから続きまして、消防団の充実強化についての再質問に入らせていただきます。 まず、最初に再質問に入る前に確認をしたいと思います。消防団の処遇改善についての費用弁償の規定なんですけど、広報活動が1回につき1,000円とあります。そこの広報活動、今、白保分団は毎週火曜日、広報火の用心ということで広報活動をされております。それは費用弁償の規定の中に入るでしょうか。答弁をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 再質問にお答えします。 白保地区で広報活動をやっているということで、費用弁償支給が対象になるかということですので、はい、支給の対象となります。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 それでは、令和2年度に防災士研修講座を市内で開催誘致、そして消防団員及び自主防災組合会員等は、受講料の補助を行うとあります。防災士研修講座の開催方法、そして開催時期についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 再質問にお答えします。 防災士研修講座は、防災士研修センターに委託して開催いたします。補助対象者は消防団員と自主防災組織会員としています。本市は自主防災組織のリーダー養成が課題となっていることから、消防団が自主防災組織等の教育訓練において、主導的な役割が担えるよう必要な措置を講じる必要があることから、補助の対象としております。それ以外の自治体職員、一般企業等については、一般募集枠を設けて対応し、多くの防災士を要請したいと考えております。開催時期については、台風発生時期を避け、令和2年7月から11月にかけて募集を行い、開催日は令和3年2月13・14日の土・日を予定しております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) この防災士というのが、沖縄県では777名で、石垣市では24人、竹富町、与那国町はいないということなんですけど、やはりここ開催は石垣市で行われますので、ぜひこの機会にたくさんの方が防災士資格を取っていただけるようにお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、消防団拠点施設についての再質問に入らせていただきます。消防団拠点施設について、その必要性についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 再質問にお答えします。 冒頭でも述べましたように、本市は地理的特性から県内消防本部、緊急援助隊、緊急消防援助隊などの公的救助機関による迅速な応援を得ることが困難になることから、災害直後の総合性を発揮するために、地域の中核である消防団充実強化は、必要不可欠で、重要な課題となっております。そのため、消防団を強化するために消防団拠点施設の整備を図りたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 私も白保地区のいろいろ現状とか課題を見たときに、本当に消防団の拠点施設というのを必要だなというのを感じます。白保地区の現状というのは、コミュニティーが充実し、防災意識が高い。現在、12の消防団員で活動している白保分団、警察機関駐在等があり、災害時に連携がとりやすいという現状があって、今、白保地区の課題としては、過去10年間における火災発生の割合が多かった。市街地の現場到着に一定時間を要する。明和の津波地震で甚大な被害があったということがありますので、ぜひそういうことからしたら、私も必要性についてはなるほどなという感じを受けます。それでは、白保地区に整備する理由とその活用方法についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 再質問にお答えします。 白保地区は過去に発生した地震津波で甚大な被害があり、また直近10年間で火災が比較的多く発生し、消防自動車が現場到着までに比較的時間を要するため、消防団拠点施設と水槽付消防ポンプ自動車を整備し、地域の安全を確保することを目的としております。また、当該施設を活用して訓練、研修等を行うことで、消防団全体の活性化が図られるものと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) それでは、消防団拠点施設の規模、場所及び整備する時期についてお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 消防長、大濵安久君。 ◎消防長(大濵安久君) 再質問にお答えします。 拠点施設の規模につきましては、敷地面積は約50坪、建物床面積は約30坪を予定しております。場所につきましては、白保公民館東側に隣接するゆらてぃく広場の一部を予定しております。 昨年10月に白保公民館役員、並びに地区運営審議委員会の皆様に整備の必要性を説明し、その後、白保公民館長から無償貸付の承諾を得ております。整備する時期につきましては、令和2年度内の事業完了を予定しております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 具体的な整備状況がわかり安心しております。消防団の充実強化は安心・安全なまちづくりにつながると考えます。ぜひ、早期の整備をお願いしたいと思います。 ありがとうございました。消防団の再質問はこれで終わります。 続きまして、学校防災教育についてお伺いいたします。まず、4月からの新学習指導要領が改定されました。生きる力を育む学校での安全教育の充実が図られます。学習指導要領では、防災は強化としては位置づけられていませんが、学校現場では防災教育を横断的に展開する必要があると考えます。どの教科で教育をしていくのか、どうしているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 新学習指導要領では、教科横断的な視点に立った資質能力の育成が重要とされ、複数の教科を関連させた多様な学びが求められております。防災教育における教科横断的な展開といたしましては、学級活動の安全教育にかかわる内容を中心に幾つかございまして、まず特別の教科は道徳における命の尊さ、生活科におけるもっと町を知りたいね、社会における安全な暮らしとまちづくり、理科における自然の恵みと災害、体育科における自然災害における障害の防止、技術家庭科における安全・安心な生活のための技術及び総合的な学習の時間における防災マップづくりなどがございます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) やっぱり防災といっても教科がないので、どういうふうに子どもたちに教えていくかというのは、本当に先生たちの中で悩むところだと思いますけども、今、ご答弁いただきました横断的なところで、やはり子どもたちに指導をしていただくことが一番重要かなということを感じました。ありがとうございます。 それでは、その防災教育をするのには、やはり子どもたちの中では発達段階というのがありまして、それを発達段階における安全教育の目標と危機管理マニュアルについてお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 文部科学省が発行する学校安全資料、生きる力を育む学校での安全教育には、各段階における安全教育の目標が示されております。まず、小学校段階ではこう書かれております。安全に行動することの大切さや生活安全、交通安全、災害安全に関するさまざまな危険の要因や事故等の防止について理解し、日常生活における安全の状況を判断し、進んだ安全な行動ができるようにするとともに、周りの人の安全にも配慮できるようにするとございます。また、中学校段階では、地域の安全上の課題を踏まえ、交通事故や犯罪等の実情、災害発生のメカニズムの基礎やさまざまな地域の災害事例、日常の備えや災害時の助け合いの大切さを理解し、日常生活における危険を予測し、自他の安全のために主体的に行動できるようにするとともに、地域の安全にも貢献できるようにする。また心肺蘇生等の応急手当てができるようにするとございます。 各学校では、これらの目標の達成に向けて、教科横断的な防災教育を展開しておりまして、学校の実情に応じた危機管理マニュアルが作成されております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 教育の目標というのは、この子どもたちをどう育てるかということが目標の大事なところだと思いますので、ぜひそういう目標の中にマニュアルをもとにして頑張っていただきたいなと思います。 次に、防災教育は一言であらわすなら、ともに生きぬく力を見につけさせることだと私は思います。子どもたちが学校で習った防災実践が家族や地域に与える影響は少なくない。地域と保護者とのかかわりの中での防災実践も重要だと考えます。そのような実践は行われているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 市内の小中学校における地震、津波想定の避難訓練では、4月に行われる市民防災訓練と同じ日に実施する学校が多くございまして、同日開催することで、地域や保護者、また近隣の幼児教育施設と連携した避難訓練が可能となっております。さらに保護者が避難訓練へ参加することで、最終避難場所での児童生徒の保護者引き渡しまでの訓練が可能となっております。 令和元年度9月1日の防災の日に行われた石垣市の防災訓練で、メイン会場となりました大浜中学校では、全校生徒が訓練に参加し、避難してきた地域の方々や保護者などとともに、消火活動や担架の実習、炊き出しなどさまざまな防災にかかわる体験学習を行っております。防災教育での学びが訓練での実践を通して、より深い学びとなり、ともに生きぬく力、これの育成につながることと考えております。
    ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 地域と保護者とのかかわりの中で、本当に私たちが子どもたちが何を手助けすればいいかということは、その実践の中でしっかりと学ぶと思いますので、今回は大浜中学校で行われた総合訓練だとお聞きしましたけど、やはりそれは1年に1回各学校で行われるといいなと私は感じますので、もし実践できればそういうふうな方向でやっていけたらと思います。お願いいたします。 それでは、次に移ります。 防災教育においては、やはり教員の高度な防災知識が問われます。教員の防災教育研修は行われているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 防災教育にかかわる研修としては、事件、事故、災害時に対応できる学校安全指導者の育成を趣旨として、学校安全担当者を対象とした学校安全指導者養成講習会が行われております。今年度は学校における危機管理、防災に関する基礎知識、地震、津波災害などからの避難行動等の内容で実施しております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 研修に行かれた先生は、その知識を自分だけにせず、やはり職員間の中で共有して、また伝えていけるようなこともしてほしいなと思います。もうしているとは思いますけども、さらにそういう知識はみんなで分かち合うことが、防災の教育につながると思うので、ぜひそれは実施していただきたいと思います。 次に移ります。 冒頭の答弁で、浮かび上がった課題の解決や危機管理マニュアルの見なおしを図るとありますけども、具体的にはどのような見直しを考えているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 各学校では、訓練後や年度末に取り組みの成果、課題を検討し、計画の見直しを行っております。従いまして、危機管理マニュアルにも課題や実態に即しまして、これが適宜なものとなるように改定が行われておるところでございます。教育委員会では、各学校から提出された危機管理マニュアルに関して、前年度からの改定点の有無ですとか、必要な項目等の総点検を行いまして、必要に応じ、修正依頼を行っております。また、立地や実態に違いはございますが、参考となるようなよい事例を校長研修会等で紹介するなどの働きかけも行っております。 このような取り組みによりまして、多くの学校で、その学校の特性に応じた効果的で実践的なマニュアルでの見直しが行われている状況でございます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 幾つかの学校の危機管理マニュアルを見させていただきました。目を通してみると、海抜の低い学校は細かい防災の訓練、そしてそのマニュアルが掲載されておりました。やはりそれは委員会のほうでチェックをしていただいて、どのマニュアルがどの学校に適しているかということを含め、やはり子どもたちの命を預かる危機管理マニュアルなので、ぜひそれは学校のマニュアルをもう一度見ながら、答弁にもございましたけども、やはりそういう事例は今まで通り紹介して、その紹介された学校はそのマニュアルを勉強して、また一緒に見直しをしながらの作成というのは大事かなと思いました。やはり、30年と比べて、31年のマニュアルが全体的にかわっていたなということもちょっと感じましたので、それも含めてマニュアルの見直しは点検しながらやっていく必要があるのかなと思いました。ありがとうございます。 それでは、次の質問に入ります。 9年前のきょう、東日本大震災の津波に襲われ、児童74人が命を奪われました。宮城県石巻市の大川小学校をめぐる裁判の判決結果を踏まえた今後の学校の果たす役割についてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 大川小学校をめぐる裁判の判決結果では、地震発生後の教員らの対応の過失だけでなく、震災前の学校側の防災体制の不備においても過失が認められております。 多くの児童生徒の命を預かる学校現場においては、児童生徒の安全を確保することに加えまして、児童生徒が生涯にわたって、みずから健康で安全な生活を送るための基礎を培うことも重要な役割となります。今後とも、各学校の立地の特性に応じた危機管理マニュアルの改定と、児童生徒の発達の段階に応じた教科横断的な防災教育を推進してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 学校側に厳しい責務を求めた判断でしたと私は思います。子どもたちの安全を学校が担っていることを重視したものだとも考えます。特に幼い子どもは、先生の指示に従うしかありません。実効性のある対策を求める安全確保義務を課していると私は思いますので、教育委員会も学校任せにするのではなく、積極的にサポートし、組織全体で十分な事前防災に取り組む必要があるかと私は考えますので、ぜひお願いしたいと思います。 また、防災を考えたときに、今から249年前の皆さんもご存じだと思いますけども、1771年に先島地域に襲来した明和の大津波は、想像を絶する衝撃が人々を襲ったのです。このような史実を私たちは忘れてはならないと私も思います。決して忘れてはいけないこととして、防災危機管理室長の大濵 武さんが毎日新聞に投稿されていました。改めて私たち住民を含め、学校現場においても正しい史実を学び、災害に強い学校現場であってほしいと私は思います。 私たちに明和の大津波ということで、議員みんなにこの本が寄贈されました。ちょっと読んでみると字が小さくて、ちょっと読みづらいこともありますけど……             〔何事かいう者あり〕 ごめんなさい。桃原用昇さんのほうから、その明和の大津波ということで寄贈されました。これは、決して私たち先島のほうでは忘れてはいけないことということで、私たちも勉強し、改めて伝えていかなければならないなと私は思います。 私たち住民も含め、教員たちも年を重ねて退職されている方もいます。そして、若い方がまた教職として入って来る、それをやはり伝達していくことが、やっぱり防災教育につながっていくと思いますので、そういうことも含め、子どもたちに伝えていくことは大事かなと思います。 それでは、また次に移ります。 当然、教員が……             〔何事かいう者あり〕はい、それでは学校職員においては、防災力の底上げに力を入れる必要が今の時代の中ではあるかなと私は思います。冒頭でもお話しました災害が相次ぐ中で、災害危険を理解し、いかに備え、命を守れるかを教える学校の使命は、私は大きいと思います。 先ほど、消防のほうから防災士資格が地元で習得できるというお話も答弁でいただいております。学校職員の中で、防災士資格の習得ができないか、そのことについてお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 各小中学校においては、消防法第8条を法的根拠として、防火管理者を配置することが原則として必須となっております。多くの学校では、これを教頭が防火管理者として担っております。 防災士に関しましては、現在のところ配置が必須とはなっておりません。しかしながら、近年の自然災害の状況ですとか、石垣島の地域条件を考えると、今後は学校現場にも必要な役割ではないかと考えております。 なお、次年度においては、石垣市で防災士の資格取得に必要な防災士養成講座が開催される予定がございまして、防災士の役割ですとか、資格取得にかかわる情報提供を学校のほうへもしっかり行い、学校の防火、機能の強化に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 自助、共助の取り組みの促進には、正しい知識が必要だと私は思います。ぜひ、各学校に1人ぐらいの目安で資格習得者がいるとありがたいなと思います。 それでは、最後に教育長へ防災教育について、総合的に教育長の考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) では、東内原とも子議員の再質問にお答えしたいと思います。 9年前のきょう、私はこの時間帯、石垣中学校で子どもたちを避難させて、そして保護者への引き渡しを行うということでやっておりました。卒業式の練習後、ある保護者が1人、私に直接学校に来まして、「今、何が起こっているかわかりますか」と尋ねました。でも学校ではテレビ、ラジオはつけておりませんので、その状況は一切知りませんでした。そこで、テレビをつけたところ、そこには津波が押し寄せて避難する様子が、生々しく映っておりまして、そこで下校時に当たっておりました1、2年生、今、帰すべきではない、子どもたちどこに遊びに行くかわからないということで、帰すのをとめまして、そしてテレビを見ているうちに大津波警報が出ましたので、即、全職員集めまして、子どもたちの避難をということで、いち早く石中に避難させました。そして石中に避難させた後、結局広報車でもって子どもたちの引渡しは石中で行いますということで、広報車を回しました。そして、その後、サンサンラジオとの中継がつながりまして、このように新川小学校の子どもたちは石垣中学校に避難しております。親御さんへの引き渡しは中学校で行いますということでやりました。そして、だんだん時間がたってくると、携帯も通じなくなって、保護者とのやり取りも、居場所確認というか、それも大変難しい状況になってきました。実際に、ここで大きな津波は到達しませんでしたけども、その危機感をもって、海に隣接する新川小学校での対応ということで行いました。私は、子どもたちの安心・安全というか、命を守るためにいち早く教職員がどのように動けばいいか、そのことを常々意識しておりましたので、そのように素早い対応ができたんじゃないかなというふうに思います。 やっぱり学校現場では、大事な子どもたちの命をまず預かっております。そのために、地震、津波、火災、不審者対策等の訓練を行っております。その訓練が、本当に子どもたちの心の中に芯に届いて植えつけられているか、そのところが大事じゃないかなと思います。いつ、どこで、何どき、津波が起こるかわかりません。地震がおこるかわかりません。学校現場におるときの対応、そしてまた休みの日、または家庭におるときの対応を、しっかり子どもたちがいざというときに臨機応変に対応できるようなことを見につけさせるために、訓練を積み重ねながらしっかりとやっていきたいなと思います。これは子どもたちだけではなくて、教職員にもしっかりその危機管理意識をもって対応できるように、この防災についての危機感、それをしっかり植えつけていきたいなというふうに思っております。災害は忘れたころにやってくると、この危機管理意識をもって、学校教育全体を通して、防災教育の徹底を図っていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 教育長、ありがとうございました。 確かに、いつ起きるかわからない災害に、命を守るために、そして生きる力を培うために、防災教育にもやはり力を入れていただきたいなと思います。 これで、私の質問を終わりますけども、今年度退職される部課長の皆様、市政の発展にご尽力いただきまして本当にありがとうございます。退職されてからも健康にはお気をつけて、また市政のために頑張って、またご指導などをいただきたいなと思います。これで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、東内原とも子さんの質問は終わりました。 これで、本日予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは、あす午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。 なお、議員提出議案は日締め切りになっておりますので、準備されている方、よろしくお願いいたします。                               散 会 午後 4時42分...